menufootballmatch



日本 1−3 カタール
アジアカップ/F
(19/02/01:ザイードスポーツシティ(UAE))
テレビ朝日



日本スタメン

________大迫________
原口______南野______堂安
______遠藤__柴崎______
長友____吉田__冨安____酒井
________権田________


62:原口→武藤/84:塩谷→伊東/89:南野→乾


良く組織された上に日本対策を施していたカタールと、
(大会を通じてそうだったが)何も無かった日本。
必然の結果だったと言える。



日本。
「2点のリードがあり、より守備に重心を置いた」
「準決勝からの休養日は日本よりも1日少ない」
というカタールの事情があったにせよ、
後半、カタールを個の力で殴り続けた(続けられた)のは、
選手の能力を示した点だと思う。
程なく対策されてしまったが、武藤投入で中央からサイド奥へ流れるカタチも、
まぁ、良かったかな。

他は全面的に悪かった。

対日本仕様の組織を作り、それを遂行する相手に対して、
その思うがままに突撃してしまい、
ピッチ内はおろか、ついぞベンチからそれを修正する策が出せず。

この大会、一貫して、広島で見せていた森保一そのままの、日本代表だった。




カタール。
まずは優勝おめでとう。
日本がショボかったのは間違いないけど、
君たちの良い準備と実行力への評価は、そんなことでは揺るがない。
戴冠に値する内容だった。

5−3−2でセットして中央を締め、
案の定(大迫がいるので)中央に突撃してくる日本を引っ掛け、
奪ったらポストに長けたCF19(だったかな?)に当てるか、
HSで上下動を繰り返した快速の11を走らせるかのカウンター。

ビルドアップは3−1−4−2。
「3−1」のスクエアで日本の4−4−2セットのファーストディフェンス(大迫と南野)をぼかし、
後は「4」のIHがHSを使っての前進。
「2」がぼかされた日本は後ろが勝手に食いついてくるので、
それにより生じたズレを簡単に突いてアタッキングサードまで。
(IHにSBが食いつけばサイドを、DHが食いつけば中央を使う)

先制点、2点目とも「好機では打つ」という判断が良かったし、
シュート自体も見事だった。

後半アタマから5−4−1にして日本が中盤で自分たちをスライドさせることを許さず、
アクシデントによるCB交代で幾らか中央の堅牢さが失われても
全体に引き気味になり(これは消耗で前に出られなかったことも影響してるんだろうけど)我慢。
これにより投入直後に武藤が流れていたサイド奥のスペースも消していた。

先制出来ずに試合終盤まで我慢比べになっていたらわからなかったけど、
先制するための準備をしっかりしてきて、それを成してみせた。
素晴らしかったと思います。




menufootballmatch