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沼津 1−2 讃岐
J3/第4節
(19/03/30:愛鷹)
DAZN
沼津スタメン
______川森__岡_______
染谷______________前澤
_____普光院__菅井______
熱川___藤原拓__徳武____尾崎
________牲川________
讃岐スタメン
________重松________
森川____林____池谷____西
________佐々木_______
荒堀____麻田__竹内____柳田
________清水________
前にかかる部分で迫力を見せた沼津と基本的な技術で上回った讃岐。
終盤、リスタートでGK牲川を上げ追いすがる沼津と
5バック化で逃げ切りを図った讃岐という構図は見応えがあった。
沼津。
前の6枚と左SBの熱川は良いポジトラが出来た時の、
飛び出していくスピードに迫力を持っていた。
一方で、後方の選手の組立時の技術的なミスや
チームとしてボールを前進させる手段の無さが目について、
サポの方々には申し訳ないんだけど、
開始15分で「ラクに勝たねばならない」との思いを抱いた。
走力は間違いがないので、それを活かす戦い方をすれば良いと思うのだが…。
例えば、ただロングボールを蹴るにしても、
実況の伊藤圭介が押しまくっていた上にリスタートのキッカーも務めていたので、
おそらく沼津では正確性のあるキックを蹴れるであろう尾崎に、
ボールを集めて蹴らせる。
讃岐の両SBは柳田172cm、荒堀168cmなのだから、
2トップはサイドに流れてロングボールを引き出す。
讃岐は左肩上がりの(荒堀を前に出す)攻撃を仕掛けていたのだから、
荒堀のサイドにFWが流れてロングボールを引き出せば、
ハイボールの競り合いで優位に立てる上に相手のストロングを消せるわけだ。
さて。
沼津が後方のボール回しから尾崎が蹴れる状況を作り、
尾崎が自分のサイドへとロングボールを供給した場面が、
果たしてあっただろうか。
技術で劣ることを走力でカバーするにしても、
走力を最大限活かす戦い方がある。
今日の沼津を観る限りでは、
もっと低い位置でブロックを作って2トップとSHの4枚でロングカウンター…が、
いちばん確率が高いように思う。
もしかしたら、讃岐以外の相手では様相が変わってくるのかも知れないけど…。
(技術の差がさほど無くて今日のやり方で十分に互角にやれるのかも知れない)
讃岐。
先制点が早過ぎたのか、10分過ぎ辺りからふわっとしていたように思う。
どんな試合でも相手の時間帯というのはあるけど、
そこで発揮されるべき集中力が出せていなかったと言うか。
追いつかれたことで目が覚めた感があるけど、
リードしながら集中も保ち続けられるようにしたい。
後半アタマからと終盤は、フォーメーションの部分で柔軟性を出せていた。
前者では西と森川が(佐々木)ワタルの高さまで降りてきて、
4−3−2−1ないしは4−3−3のように構える時間帯が出ていた。
同時に降りていたので、個人の判断ではなくベンチの指示なのだと思う。
沼津の各選手が前へと出ていく能力を備えていたので、
予め人をスペースに置いておくことで対応するのは良い守り方ではなかろうか。
後者では、武田とペ・スヨンを投入しての5−4−1化。
相手が高さのある選手(坂本)を投入し、
リスタートではGKの牲川までもを上げてくるという状況に、
理に適った対処だったと言える。
……この采配に、前監督である北野誠氏の影響をみたサポも多かろう。
攻撃面では、これまでの試合と同様、上村サッカーでやりたいことは見えていたが、
崩しにかかる場面でミスパスが多かったのが非常に残念。
ラストパス、勝負のパスでミスするのは仕方ないと思うが、
そのひとつ手前のミスであり、
カウンターを浴びる可能性の高いミスである。
出し手と受け手で狙うスペースの共有は出来ているので、
ここの技術を上げさえすれば、
美しい崩しからのゴールも見られるようになると思う。
荒堀が左、柳田が右のSBに入り、
且つ、ボールを握れる相手に対しての、
後ろ3枚(麻田、竹内、柳田)+ワタルのビルドップと
荒堀を高く上げるカタチは良かった。
西野が離脱している今、今後のスタンダードに成り得るものでしょう。
後半半ばからの消耗による守勢は、もう今季通して付き合っていくことになるかな…。
勝ち点3のためにはとにかく先制点(出来れば前半のうちに)というイメージ。
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