menufootballmatch



鳥取 1−0 讃岐
J3/第10節
(19/06/01:とりぎん)
DAZN



鳥取スタメン

フェルナンジーニョ_西山______
________三沢________
魚里____福村__可児____小林
___井上黎_アドリエル_池ヶ谷__
________市川________



讃岐スタメン

________福家________
中村___池谷____永田____西
________佐々木_______
市村____竹内__武田____柳田
________清水________



鳥取が優勢に試合を進め、相応の結果を得た90分。
多彩な攻撃と、讃岐のビルドアップを阻害するための守備が機能。
讃岐は試合の入りこそ悪くなかったものの、
前半半ば過ぎからペースを握られると、そこから盛り返すことが出来なかった。



鳥取。
西山の高さ、強さを活かしてシンプルに蹴る。
福村と可児が左に寄り魚里を交えながらのボール保持によよる前進。
三沢やフェルナンジーニョのアクセントを付けるプレイ。
小林のクロス…。
実況によれば試合ごとに中盤の配置や人選は変わってるらしいけど、
実に多彩な攻撃でした。
ペースを掴んだ前半を讃岐に凌がれての後半、
可児が積極的に前に絡んでくるようになったのも良かったね。
讃岐のGKが清水でなければ、3点は奪えていたハズ。
守備面では讃岐のビルドアップに対しきちんと人をハメて、
それを90分続けられたのはお見事…なんだけど、
これに関しては讃岐に助けられた部分も幾らかあると思う(讃岐のところで書きます)
でも、讃岐がウラ狙いで蹴った時の対応で3バックはきちんとしてたし、
この試合まで失点が嵩んでたのは何でだろ、という印象。




讃岐。
完敗…に近いかなぁ。
とにかく、勝てそうな感じはしなかった。
清水がビッグセーブを連発していたので、何とか引き分けたかったけど。

ビルドアップが研究されてきている中で、
それに対する工夫が見られなかったことに加えて、
(ワタルが完全に降りきってしまうとか、
 中央から外れてCBからIHへ縦パス付けるコースを空けるとか、
 IHとワタルで縦のポジションチェンジをしてみるとか、
 もっと相手3バックの外側に長いボールを蹴ることを徹底するとか…)
今日は武田の起用により、竹内が左CBになったのが大きく影響していたと思う。
相手が多少前から来ようとも、右CB竹内、右SB柳田、アンカーのワタルの三角形であれば
それをいなしていい状態で前を向いてボールを前線へ供給出来るのだけど、
竹内が左CBに入ったことにより三角形が分断されてしまった。
武田は左CBだと難しいのかも知れないのか、
あるいはベンチが竹内柳田ワタルの三角形の有用性を把握出来てなかったのかわからないけど、
武田の右CB起用は、ビルドアップによろしくない影響を大きく与えていたのは間違いないと言える。
(武田のせいでないことは強調しておきたい)

守備に関しては、今日は鳥取の出来が良かったので難しかったとは思うけど、
永田がもっとハッキリとDHとして振る舞うとか、
西山へ蹴らせないために思い切り前から行く時間帯を作って牽制するとか…は、
出来たかも知れない。

福家に代わって我那覇が入ったあと、
だけど前線へのパスが全然変わらなかったのは、考えて欲しいなぁ。

渡辺にはもう徹底的にアイソレーションさせた方がいいように思う。
いいタイミングで彼を追い越す選手が出てもパスが出ないし…。
あるいは、3バック相手なら1トップに置いてサイド奥に蹴って彼を走らせる、とか。
スピードを活かせていないのは彼自身の問題もあるし、
使い方の問題もあると思う。

武田の右CBは、ギリギリで及第点かな…。
先にも書いた理由で、左CBで使えるならそちらの方がいいけど。
守備面で大きなミスは、試合開始すぐに斜めに入ってきた選手に入れ替わられたやつだけだったと思う。
あと、後半半ばに三沢を少し離してしまってラストパス入れられたのもあったけど、
あの距離感は武田を使う上では織り込んでないといけないやつだからなぁ…。
(瞬発力への自信の無さから、マークする相手との距離を遠くしてしまう)
この点を含め「武田の適正ポジションは3バックの右」だと思っている。




menufootballmatch