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トッテナム 0−2 リヴァプール
CL/F
(19/06/01:エスタディオ・メトロポリターノ(スペイン))
DAZN



早過ぎる先制点でリヴァプールに精神的余裕が生まれたのは間違いないと思うけど、
試合の進め方としては両チームとも試合前に描いていたプラン通りだったのでは、と推察。
ファビーニョの脇に起点を作り、ひとつずつズレを生じさせたかったトッテナムと、
ボールを相手に持たせておいて確実に攻め切る意識を持っていたリヴァプール。
試合を分けたのは、PKと前3枚のクオリティの差…かな。


トッテナム。
4−2−1−3気味の4−2−3−1で、
目論見通りに相手アンカー(ファビーニョ)の脇で起点を作るところまでは
それなりに出来てたのだけど、
そこからスピードアップして仕掛けるところで選手感の意図が合わなかったり、
単純に個の能力で相手守備陣に負けてたりしていて、
正直、あんまり点が入りそうな感じはしなかった。
まったく前線に入らなかったというわけではないのだけど…。
ソン・フンミンはこういう試合で決定的な仕事が出来たら最高だったよね。

相手の攻撃に対しては、その出方はきちんとわかっていて、
DFが快速の2人(サラー、マネ)を相手によくやっていたと思う。




リヴァプール。
いつでも4−1−2−3になるぜという構えの4−3−3(中盤フラット)守備から
奪ったらサラーとマネを走らせる。
走らせるだけじゃなくて押し上げも欠かさずに行い、
サラー、マネが一人で行けない場合はSBに戻して鋭いクロス、ミドルシュートで
しっかりと攻め切って終わるという意識が高かった。
逆カウンターはさせない、オープンな展開にはしない…ということ。
時計の進み具合を見ての運動量担保と4−4−2守備へのシフトも手堅く、
この試合に関しては危なげない勝利だったと言っていいと思う。
放送席の言葉とTLを見るに「普段着サッカー」だったみたいなので、
トッテナムがある程度起点を作れることも織り込み済み(その先で防げるという読み)だったのでしょう。
実際、トッテナムの前3枚がリヴァプールの後ろを崩し切る予感が、
試合中には生まれなかった。




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