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日本 0−4 チリ
コパ・アメリカ/GL(1)
(19/06/18:エスタジオ・モルンビ(ブラジル))
DAZN



日本スタメン

________上田________
中島______久保______前田
______柴崎__中山______
杉岡____冨安__植田_____原
________大迫________


66:中島→安部、前田→三好/79:上田→岡崎


五分五分で始まった試合も終わってみればチリの快勝となった。
チリがギアを上げた時間帯にきちんとスコアしたこと、
2点差で一呼吸着いた時間帯に日本が追撃出来なかったことが大きかったし、
0−1となった直後、0−2となった直後のいずれかに、
上田がゴールできていれば、違った展開が待っていただろうと思う。




日本。
基本的には柴崎が落ちて後ろ3枚からの組み立て開始。
崩せそうなところから崩そうという感じだったんだけど、
中島も前田もふらふらと中央に寄っていって1トップ3シャドーみたいになる時間が長く、
ゆえに中央で久保が受けづらくなるわ、
サイドの高い位置を有効に使えないわというのは勿体なかった。
チリが一呼吸着いた時間と重なったことも多少は影響してるだろうけど、
中島と前田が安部と三好に代わったあとに、
バイタル手前でフリーになれる選手が出てきたことを、
中島も前田も森保監督もよく考えるべきだろう。

後半開始時に入れ替えたけど、
スタメンDHの配置で左利きの中山が右、右利きの柴崎が左だったのはどういう意図だったのだろう。
何かしら攻撃面での意図があったと思うんだけど、
それが伺える場面は皆無だった。
そして、この配置は守備面で大きなマイナスを与えていたと思う。
守備が特に強いとは言えない柴崎が、
守備をサボる中島と同じサイドに配置されていたことは、
前半にチリが右(日本の左=中島と柴崎のサイド)ポケットに何度も侵入してきたことと
無関係ではないでしょう。

中島。
いつになく中央に寄ってたのは指示なのかなぁ。
左サイドに張っておいてください。
あと、自分のドリブルが阻まれた瞬間、悔しがってないでボールと相手を追ってください。
ミドルサード自陣側最深部、中央レーンのど中央で、だよ?
それから、味方にスペースを空けるためにも走ってください。
ドリブルを始めようとしていた久保の真横2mでジョグしてたのには(以下自粛)

柴崎。
守備が得意じゃないのは知ってるけど、DHでアリバイ守備されてはかなわないです。
足伸ばしてください。
空中戦競ってください。
終盤、左サイドでフリーの安部を見逃さずにサイドチェンジを2本通してたのは素晴らしかったです。

原。
現状、(年代別)代表レベルだと
「DHとDFラインでレギュラーの選手に何かあった際には
 守備面だけは確実に穴埋めしますよ」
みたいな選手だと思うんだけど、
このレベルの試合だと穴埋めは難しいことがわかった。
まずはもっと強くなろう。
で、出来れば
「守備だけでもポジション奪える」か
「SBなら上下動かクロスの質か試合を作れるかのいずれかを得る」までに至ろう。

杉岡。
Jで観てる分には、「まぁ、上手くはないよね」くらいに感じてたものが
こういうレベルになるとなかなかの弱みになることが判明。
左足でのトラップを、まずはしっかり。

中山。
柴崎との役割を、ハッキリと「自分が守備」と分けても……
いや、分けた方が、良かったんじゃないかな。
攻守にいいとこなし。
こんな選手じゃないんだけどな…。

上田。
初めて観た。
なるほど、川崎に入る選手だな、という感じ(あるいは名古屋か)。
今日は上田の日じゃなかったねー…。
でも、十分にチカラがあることはわかった。

森保監督。
前田はサイドに置いたら魅力半減だと思う。
柴崎を2DHの一角に据えるなら、相方は守備専従にするくらいの勢いで。




チリ。
4−2−1−3スタートで、前4枚は比較的自由に形が変わる感じ。
ビルドアップは両SBを上げた2−4で始めるも、
4−4−2化した日本が前の前2枚中盤4枚でハメてきたのを見て
3−2に変更(DHとトップ下がそれぞれ1列落ちてたと思う)。
これでより高い位置に上がった(3−2−「2」−3のカッコ付き)両SBをも使いながら日本を押し込んでいた。
中島の攻撃力を警戒して押し込もうとしたのか、
単純に中島サイドの守備が弱いと感じたのか、
もともとチリがこちらサイドの攻撃に強みを持っているのか、
理由はわからないけれど、
30分辺りからギアを上げて右サイド、右ポケットを何度も攻略していたこと、
ギアを上げた時間にきちんとゴールすることは見事でした。




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