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【女子】日本 0−2 イングランド
W杯/GL(3)
(19/06/20:スタッド・ドゥ・ニース(フランス))
フジ
日本スタメン
______岩渕__横山______
遠藤______________小林
______杉田__中島______
鮫島____市瀬__熊谷____清水
________山下________
※交代は後ほど
65分まではイングランド、以降は日本のペースで試合が推移。
ボックス付近での迫力、力強さの違いがスコアに反映されたという印象。
GK山下の好セーブが無ければ、もう少し差が開いていたかも知れない。
日本。
守備はそれほど悪くなかったと思う。
4−3−3のイングランドが両SB上げの2−3−2−3化して始めるビルドアップに対して、
4−4−2でセットして中央を締めながら相手の簡単な前進を許さない。
奪い切る力に欠けていたのでじんわりとは前進されてはいたし、
前述のボックス付近での力強さによりクロスまで持ち込まれたりはしていたんだけど、
最後はボックス内で人海で守るということも含めて、
彼我を見てやれること、やるべきことは出来ていたように感じる。
一方の攻撃面では菅澤と三浦が同時投入されるまでは深刻で、
ボールホルダーがボールを持って「さて、どうしよう」、
前線はボールホルダーを見て「どんなパスが来るかな」。
味方を動かすパス、パスを引き出す動き、
パターン化されたパス回し、アイデアを感じあっての仕掛け(高倉監督推奨のやつ)が皆無。
テンポもまったく変化しないし、
強引にシュートする横山がゴラッソしちゃう以外は点が入りそうな感じがしなかった。
三浦がとにかくハブになりシンプルに捌くことでリズムが生まれ、
中央の菅澤を終着点とする流れが出来上がり、
そこにイングランドの消耗が相まって、
65分からは「繋ぎながら押し込んでロストしても即時奪回」という、
伝統のなでしこらしい攻撃ぶりが出ていた。
追いつけずに逆に引き離されてしまったのは残念だし、
65分までのボール保持時はなかなかの低調さだったけれど、
条件が整えばこれが見られるのがわかったことは、まぁ、プラスに考えられるかな…。
それと、この試合が始まる前にGL突破は決まっていたので、
まだ起用してないFPを使っておいた方が…とは思った。
イングランド。
サイド攻撃をどれくらい志向してるチームなのかわからないのだけど、
日本の守備に対してサイドをきちんと使ってクロスまで行けること、
その中でも隙あらば中央から、あるいは縦に速い攻撃が出せる点も良い。
前半は2IHが日本の2DHをかわして前を向いて好機に繋げる場面も多かったし、
好機になりそうな時にゴール前に何人も入ってくる迫力は、日本にも大いに見習って欲しい…。
パスが強くて選手間の距離が取れるのもいいよなぁ…(日本はこれが積年の課題)。
一方で、後半半ばからのガス欠は気になった。
前半からフルスロットルという感じではなかったので
敢えて日本に攻めさせてカウンターを狙ってるのかと思いきや、
単にガス欠だったという。
他の試合でもこの傾向にあるのだとしたら、
日本よりもフィジカルに勝る相手に終盤勝負を仕掛けられると、
だいぶ危ないのでは。
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