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ウルグアイ 2−2 日本
コパ・アメリカ/GL(2)
(19/06/21:アレーナ・ド・グレミオ(ブラジル))
DAZN



日本スタメン

________岡崎________
中島______安部______三好
______柴崎__板倉______
杉岡____冨安__植田____岩田
________川島________


67:安部→上田/83:三好→久保/87:岩田→立田


日本が2度も先行する試合展開でウルグアイも一呼吸をつけず。
後半の分厚い攻撃を見せるも同点止まりとなった。
日本も勝てるチャンスが無いではなかったが、
価値あるドローと言えるのではないか。




日本。
三好や安倍の顔出しが上手く行っていたことと、
ウルグアイがポジションこそとれど前から奪いにくる感じでは無かったのとで、
極力2CBのみで、時々柴崎が落ちて組み立てを開始。
ミドルサード以降、柴崎と前4枚(右サイドは適時岩田も加勢)で
良い感じにボールを回して、仕掛けて…と出来ていた。
極端にポジションを入れ替わることもなかったので、
守備に大穴が空くことも無かったし、
本当に良いバランスでやれていたと言える。

後半、ギアが上がって攻勢を強めたウルグアイに対しては、
クリア出来ない、繋ぐことも出来ない、だから最終ラインを押し上げられない、
そしてボールを回収され休む間もなく攻撃を受ける…というしんどい時間帯が続いて
疲労の色が一気に濃くなっていった。
ベンチがもう少し早く動いて助けて上げられなかったか、と思うけど、
次の試合も考えてたり怪我人があったりということだったのかな…。

何にせよ、一定以上の手応えを得た90分だったと思う。



中島。
チリ戦の良くなかった部分は殆ど改善されてた。
やれるんじゃん。
後半、自分の外側を駆け上がる杉岡をシンプルに使う場面が2つ続いたことがあったけど、
中島の仕掛け率を考えたら、前半30分過ぎくらいからそれを見せておけば、
後半に自分の仕掛けの成功率がぐっと上がると思う。

三好。
2ゴールを除いても今日のMOM候補でしょう。
顔を出すタイミング、仕掛け、岩田との連携、ネガトラの頑張り…。
どれも、とても良かった。
堂安、久保がライバルなわけだけど、三好も十二分にやれるよなぁ…。
(U-20本大会で観てた時は「堂安よりも三好だろ」と思ってた)

柴崎。
終盤にだいぶヘタッてしまったけど、
今日はサイドチェンジ以外でもよく攻撃をコントロールしてたと思う。

板倉。
90分の中で波が激しかったなー。
今日のメンバーでは唯一、及第点に達しなかったと言える。

岡崎。
身体がキレてたし、前半はゴールしていてもおかしくない場面が3つ。
正直、精神的支柱枠だと思ってたんだけど、全然やれるのね。
これを見てしまうと、「ロシアW杯の時は何だったのか」という思いが募るなぁ。
西野さんは何であの時岡崎を呼んだのか…。




ウルグアイ。
シンプルな4−4−2。
守備やビルドアップで時折カバーニが中盤を助ける感じ。
何というか、長谷川健太のチームに似てるよな。
あんまり細かいことは設定せずに、選手に気持ちよくプレイさせよう…という。
特に前半、日本の4−4−2セットに対してビルドアップが滞ることがあって、
サイドの選手がもっと助けてあげればいいのにと思いながら見てたんだけど、
2−4−4状態を極力維持することによって
スアレスとカバーニにボールが入った時に二人の選択肢を多く確保しておきたいのかな、と
試合を観ながら感じるようになった。
相手CBが二人にだけ集中しておけばいい状況を作らないことで、
二人の能力を最大限発揮させようということなのかな…と。
(実際のところどうなのかは知らないけど)

どの選手も、身体の当て方、入れ方が上手いよね。
笛が少しウルグアイに寄ってた気がしないでもないんだけど、
ファウルにならないように、だけど強く身体を当てて奪い切ってしまう能力。
これが日本よりも相当に優れていた。
同様に、スアレスとカバーニは、日本の選手に強く当たられたところで
全然ボディバランスがブレない。
流石、世界のトップ・オブ・トップですわ…。





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