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讃岐 2−3 C大阪U-23
J3/第15節
(19/07/06:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________重松________
林___佐々木____池谷____西
________永田________
麻田_____ペ__竹内____柳田
________清水________



C大阪U-23スタメン

______澤上__中島______
丸岡______________斧澤
______秋山__西本______
下川____藤本__西尾____吉馴
________茂木________



75分まではボールと試合を支配していた讃岐だったが
2−2となる同点弾を浴びたことでバタついて連続失点。
特に後半はあっぷあっぷだったC大阪U-23だったが、
前線の選手の落ち着きにより逆転勝利を手にした。




讃岐。
左肩上がりにして3+1で組み立てを開始、
右SHと左SBで幅を取るいつものスタイル。
メンバーが揃ったこととC大阪U-23の守備強度がさほどでもないことで
いつものスタイルでやりたかったことが、久しぶりによく表現出来ていた。
ポケットを突く攻撃は限られたが、
代わりにボックスの高さでサイドから中央へと横に侵入していく形や、
佐々木がIHに上がったことでもたらされる中央での崩しが披露され、
前半の割合早い段階から「流れの中から複数得点」が予感できるような試合だった。
事実、ボールと試合を支配して、
相手の守備陣形にほころびを作り、そこを突くことが出来ていた。

大勝して、自分たちのやり方は間違っていなかったという自信、確信にすべき試合だった。

大前提として3点目を奪えなかったという問題はあるものの、
試合をクローズする交代をしながらも追いつかれ、
それどころか逆転まで許してしまったのは「お粗末」の一言。

後半の半ばから、
相手がボールをサイドで保持している時にバイタルが空きがちになっていたことの
手当てが出来なかったことがひとつ。
(ここに安藤が上手く入り込んで、受けて、ラストパスを送り込んだ)

もうひとつは、上手く行っているカタチを自ら崩してしまったこと。
林に代えての市村はSH林の疲労を考えればわかるのだが、
何故素直に市村を左SHに入れず、右SBに入れたのだろうか。
この交代により、
右SBの柳田がこれまで入ったことのなかった右SHへと上がり
(竹内と柳田のラインが切れてしまい、後ろで時間を使うことが出来なくなってしまった)
西に代わり右SHに入っていた中村が左に回ることになった。
(投入早々に右サイド2つドリブルでぶち抜いた中村で、そのまま右サイドをゴリ押せば良かったのでは)
柳田が相手のFWや左SHにボコボコにされていたのならまだしも、
そんなことは無かったのに…。
(前半にC大阪U-23が左ポケットを意識した攻撃を実行して崩せていたのは
 柳田個人の問題ではなくチームの問題である)

せっかくのいい流れを、ベンチが自ら手放してしまった印象が否めない。

繰り返すけど、やりたいことが出来ていた。
次節以降への自信、確信に出来る内容だった。
その事実は揺らがないかも知れないけど、
逆転負けによるダメージは、それを打ち消してしまう可能性すらあると思う。

残念。


林。
今日も良かった。
対面の下馴が少し凹んだと思われるくらいに。
続けていこう。

佐々木。
重松へのアシストは、まさにIHで君に求められている仕事。
これまでの讃岐ではなかなか見られなかったもので、素晴らしかった。
あとはシュートが決まってくれれば…。

永田、竹内。
被カウンターの場面でどう守るかについて、もっと主導権を握っていいんじゃないかな。
共にスピードには不安があるわけで、周囲を動かしての守備は必須。
今日の試合に限らず、押し込める展開になればどうしたって被カウンターの場面は生まれる。
その時の守り方を、主力選手として積極的に整理して欲しい。
…ここしばらくはあまり無い試合展開だったから、そこまで手が回ってなかったのかな。

重松。
ナイス2ゴール。
次節以降も量産頼む。

中村。
カウンターの場面ではシュートでも良かったかもね。
でも、交代出場選手としての役割は果たせてたと思うよ。
(天皇杯では戻って来てたけど)おかえり。




C大阪U-23。
澤上、丸岡、秋山、藤本辺り「U-23に居ちゃ駄目でしょ」という感じなのに、
あんまりガツガツしたものを感じなかったな。
チーム全体としても4−4−2の守備を維持することに精一杯で
どこでボールを奪おうかという意図も、
個人で奪ってやろうというギラギラしたものも感じなかった。
讃岐がいい攻撃をしていたのは間違いないけど、
他のチームならもう少し制限出来ていたんじゃないかな、と思う。

前半に見せていた左ポケットを狙う攻撃は良かった。
先に名を上げた選手たちの基本的な技術の高さが、
少しずつ「貯金」となって讃岐を苦しめ、
最終的に左ポケットへ侵入しての好機創出に繋がっていたと思う。
その部分で、負傷交代で丸岡を失ったのは響いたのかな…。

全体として、今日のメンバーはボールを持ってナンボのチームだった。
ゆえに、苦しんでいたね。

MOMは安藤。
自分たちの攻撃回数が少ない中、中央で我慢してパスを引き出し、
そこから冷静なアシスト2つ。
お見事でした。





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