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湘南 ３－１ 神戸
Ｊ１／第19節
（19/07/14：BMW）
DAZN
湘南スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿山﨑＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿梅崎＿＿＿＿武富＿＿＿＿＿
杉岡＿＿＿＿齊藤＿＿金子＿＿＿＿古林
＿＿＿＿大野＿フレイレ＿山根＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿秋元＿＿＿＿＿＿＿＿
神戸スタメン
＿＿＿＿＿ビジャ＿＿ウェリントン＿＿
小川＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿古橋
＿＿＿イニエスタ＿＿山口＿＿＿＿＿＿
初瀬＿＿＿＿＿宮＿＿大﨑＿＿＿＿＿西
＿＿＿＿＿＿＿＿前川＿＿＿＿＿＿＿＿
湘南の湘南らしさが表現された90分。
神戸は自分たちの型が定まらない中で相手の土俵に乗ってしまっていて、
２点目を先に奪えていても勝利は危なかったように思う。
湘南。
「湘南スタイル炸裂」とだけ書いておけば、
Ｊリーグを観ている人には正しく通じるであろう90分だった。
ボールへの圧力と、次々と前に飛び出していく選手たち。
山﨑、梅崎、武富は３人だけでもどうにか出来そうな雰囲気を醸し出していたし、
意図的に使っていたと思われる古林による右クロス祭りも良かった。
３バックの３人が３人とも前線に進出して惜しいシュートを放っていて
（フレイレはFKからヘッドも決めた）
途中出場の松田は「俺も点を取る。そのために必要なのでボールも奪う」と
ギラギラ感を漲らせていた。
細部の質が上がれば……
具体的には、
齊藤や金子の、運びながら／運んでからのパスの選択や質とか、
杉岡のトラップとか、
前３枚がもう少し閉じられた空間でも同じような仕事が出来るようになるとか、
……そういう部分が向上すれば、
今日のように「らしさ」を発揮しやすいオープンな試合でなくても、
自分たちの持つ良いところ（前へのベクトルと勢い）が表現出来るようになって、
結果として成績も上向くのだろうな、と思う。
まぁ、そういうのは一旦横に置いといて、
湘南スタイルが見事に体現されての気持ち良い勝利だった。
神戸。
メンバーを見た時に抱いた守備面での懸念がそのまま表れていたのは、
監督も織り込み済みだろうけど、
小川、イニエスタ、山口、古橋で中盤をどう守るのか。
「そういうのが得意」な湘南相手だから際立ったというのもあるだろうけど、
おそらく他のチームを相手にしても
セカンドボール回収とトランジションで後手を踏むことになるでしょう。
イニエスタのDHは攻撃面で大きなプラスがあるけれど…。
ビジャ、ウェリントン、小川、古橋の４人は、
イニエスタを起用する限り同時起用は３人までじゃないかなぁ。
そして、そういうメンツを並べているにも関わらず、
攻撃面であまりにもイニエスタ頼みなのは非常によろしくないと思う。
彼を経由するのとしないのとで攻撃の質が全然違うし、
（差が出るのはしょうがないにしても見過ごせないレベルの差である）
ボールを持って何となく押し込んだあとの「どうしよう」という雰囲気…。
小川と初瀬の左サイド、古橋と西の右サイドって、
どちらもＪ屈指のサイド攻撃を繰り出せそうな選手を並べてるのに、
サイド攻撃の形は皆無と言ってよいし、
ウェリントンの高さ、強さを活かそうとする選手もいなかった。
この試合で生まれた好機は
イニエスタからのパスで誰か、
古橋、ビジャの個（小川は湘南の古林押しのせいで疲弊させられてた）、
カウンターのいずれかからだったんだけど、
現状、とにかくイニエスタにまとわりつきさえすれば、
いずれの可能性も大きく下げることが出来てしまう。
フィンク監督がどうバランスを見出すか、注目だね。
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