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横浜FM 0−1 清水
J1/第21節
(19/08/03:日産)
DAZN



横浜FMスタメン

遠藤______大津______仲川
______ジュニオール______
______扇原__喜田______
ティーラトン_畠中_伊藤____広瀬
________パク________



清水スタメン

_______ドウグラス______
西澤______河井______金子
______竹内__アウグスト___
松原____二見_吉本_エウシーニョ
________西部________



自分たちのやりたいサッカーをきちんとやれてはいた横浜FMと、
ボールは回される前提で中央守備をしながら
奪った直後の一刺しを狙っていた清水。




横浜FM。
CFに収まり得点王争いをしていたエジガル・ジュニオは怪我で帰国。
代わりにはポジションそのままで大津が入った。
サスペンションのチアゴ・マルティンスの代役には、
この夏、水戸から引き抜いた伊藤。

レギュラー2人を欠いても、サッカーは同じだった。
自在の組み立てと幅と深みを使った攻撃で相手ゴールに迫り、
同時にハイラインを保ち即時奪回ないしスペースに蹴られてもGKでの回収を目論む。

大津も伊藤も、大きな問題はなく役割をこなしていたように思う。
エジガル・ジュニオならもう少し中央での裏抜けがあるんだろうな、とか
チアゴ・マルティンスならもう少し右CBからも縦パスが入るんだろうな、とか
レギュラーの選手よりやや落ちるという部分はありながら、
チームが表現するサッカーの足を引っ張るようなことは無かった。

ただし、エジガル・ジュニオのところは得点、そして勝利に直結する部分なので、
ここが大津でも点を取れるコンビネーションとか
大津の良さが出せる微調整というようなものは求められていくでしょう。

見ていて面白いし、最後まで優勝争いに絡んで欲しいね。




清水。
ラピド・ウィーンへと旅立った北川の代わりには河井が入った。
今日は横浜FMが相手ということもあって、
河井にはドウグラスのサポートもしつつ守備でDHを助けるタスクが与えられていて、
北川よりもハッキリと「トップ下」だった。
今後、誰を入れてどういうバランスにするのか。
相手によるのか自分たちのストロングを模索するのかは気になるところ。

立ち上がりこそSHを前に出した2−4−4状態で
ロングボールによるウラ狙いで横浜FMのDFラインを牽制するも、
15分もすると基本的には守備重視という戦い方になった。
(「させられた」側面もあると思うけど、プラン通りだったと言えると思う)

サイドをまったくケアしないわけではないものの、
流れていくマルコス・ジュニオールを深追いはせず、
助けに降りてくる河井と2DHで中央を締めるという意識での守備。
そして、ハーフウェー付近で引っ掛けられたら
横浜FMのハイラインのウラを素早く突く攻撃。

結果として西澤の1ゴールのみに終わったけど、
この狙いは割とハマッていて、90分で5〜6回は好機に繋げていた。

最後は想定以上に全員が消耗してたと思うんだけど、
この試合に関してはベンチの思い通りに事が運んだと言えるのではないかな。
そして、初めて長い時間観た西澤のプレーぶりを鑑みて、
このサッカーを残り試合も続けていくのがいいのではないかと感じた。

西澤の印象は「金子よりはプレーがシンプルで、駆け引きで勝負するタイプ」。
カウンターに適した人材だと思う。
そして、清水には河井、六平、竹内とbr> 「守備型DHでもないし強力なトップ下でもない」選手が複数いるので、
ヘナト・アウグストを軸に彼らを中央で2人使って守りながら、
1トップ(ドウグラス、テセ)とSH(金子、西澤、中村、楠神、石毛ら)でのカウンターというのが
現実的且つ特性にマッチするのではないか…と。






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