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讃岐 0−2 富山
J3/第22節
(19/09/07:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________我那覇_______
木島徹__福家____重松___渡辺
________佐々木_______
高木____麻田__長澤____柳田
________清水________



富山スタメン

______平松__佐々木_____
白石______________大谷
______稲葉__花井______
前嶋____今瀬__脇本_____代
________榎本________




ボールを持てどもアタッキングサードで崩し切れない讃岐と、
要所で個人が縦への速さを発揮した富山。
J2昇格レースへのサバイバルマッチはアウェイチームに軍配。



讃岐。
永田、鈴木、池谷は前節の様子から負傷と思われるベンチ外。
一方で竹内がベンチに戻って来たのは朗報。
右CBには武田ではなく長澤が抜擢されていた(武田は竹内復帰もあってかベンチ外)。
また、西と森川がベンチに入っているにも関わらず、
不在の池谷に代わってIHでスタメン出場となったのは福家だった。
前節の木島徹、重松の並びをを継続した上で福家までもを並べるのは
相当なギャンブルだと思う。

90分を通してボールは握れていた。

立ち上がりから富山の守備のマズさ(富山のところで書きます)もあってポゼッションに成功。
まずまずのリズムで滑り出し。
富山が修正を施したあとはやや窮屈になりながらも、
ハーフェーを越えて、さぁ仕掛けて行くぞというところまでは出来ていたと思う。

相手に退場者が出るまでに感じていた問題点は3つ。
1)守備に回った際に左サイドの圧力が弱いので、高木が大谷にスピード勝負に持ち込まれてしまう
2)前節に続き「左SH木島徹」を活かす方策が見られなかった
3)IHとしてのプレイに不慣れな重松と福家が繋ぎの場面で簡単にロストしてしまう

1)については木島徹を左SH起用する上である程度飲み込まざるを得ない部分なので仕方ないとして、
2)は大きな問題だと思う。
「左肩上がり」と「3+1」のビルドアップで
高木と木島徹が左サイドでボールを持つ場面は多かったけど、
2人から好機に繋がるパスはどれくらい出ただろう。
木島徹がカットインで仕掛ける場面は?
逆に、仕掛けを諦めて一度佐々木や麻田に戻す場面はどれくらいあっただろう。
それなりに大きなデメリットを飲み込んでまで起用した意味が
「左SH木島徹」にあっただろうか。
彼個人の能力に賭けたい気持ちはわからないではないが、
デメリットを上回るためにも、
その能力を発揮させる術はベンチが授けるべきだと思う。
「左SH木島徹」が相手にとって大きな脅威になっていれば、
1)にも影響してくるんだよね。
大谷の守備での負担が増え、攻撃で速さを発揮する頻度やその強度に影響し、
彼に手を焼いた高木も交代に至るほど消耗せずに済んだかも知れない。
3)は、
重松については、少し球離れが悪い彼の特性が最前線やサイドでならともかく
密集になる中盤中央ではやや問題が大きくなるということ。
潰されてショートカウンターを発動されてしまう。
福家については、相手を背負えない弱さで、やはり潰されてショートカウンターというコース。
これは彼の大きな課題で、最低限潰されないだけの強さは身に付けないといけない。

これらの問題点は、讃岐の選手交代と相手に退場者が出たこととで
解消されたのだけど(解決されたわけではない)、
PKを決めて同点とすることが出来なかったことで
相手に「このリードを守れば良い」という意識をハッキリと強めさせてしまい、
結果、崩し切ることが出来ないまま
(どころか、攻撃に意識が行くあまりにサイド守備が遅れたところから追加点を許し)
タイムアップとなってしまった。


「勝つしかない」「勝つには点を取らなければいけない」ということで
スタメンからギャンブルに出る気持ちはわからないでもないのだけど、
(とは言え、サッカーの常識からすればそれは悪手とされてると思うし、
 前節の勝利もギャンブルに勝ったわけではない)
ギャンブルをするならするで、それに勝つ確率を少しでも上げて欲しかった。

重松がPKを決めて追いついていればまた違ったのだろうけど、
たとえこの試合をひっくり返していても、
「無策のギャンブル」を続けていればすぐにでも起き得る敗戦だと思うし、
だからベンチに大きな問題があると思う。
(ひっくり返していればまた一週間、
 「ギャンブルするか否か」を考えたり
 「ギャンブルに勝つ確率を上げる」方策を練ったりする期間が得られていたわけだけど、
 前節を経ての今節がこれでは、後者を期待するのは難しいかな…と思う)


前節の終了時に「まだ昇格を口にしてもいいでしょう」というツイートをしたんだけど、
現実的ではなくなったな、と、
数字の上でもベンチワークを見ても思った。


長澤。
しょうもないミスパスが2つと判断ミスが1つあったけど、
まぁ及第点をあげてもいいと思う。

福家。
再三の、我那覇を追い越しての飛び出しに
PK奪取に繋がったもの以外でも果敢なフォアチェックも良かった。
65分持てば上出来と思ったけど、最後までよく走ったよ。

重松。
しゃーない。
チームが任せたキッカーだからね。
累積警告にリーチかかっちゃったから、
次節以降は守備や五分五分のボールに対しては、より冷静に。

あ、重松と福家は、慣れないIH守備の中で、前半の花井ケアはとても良かった。
富山がポゼッション出来なかった=攻撃が比較的単発になった、大きな要因だったと思う。




富山。
立ち上がり、4−4−2セットの中盤と2トップの距離感が悪くて、
讃岐のビルドアップを容易に許していたけど、
前半のウォーターブレイクの辺りから修正してきて、
(花井が讃岐の佐々木を見張るようになった)
それ以降は中盤での潰しも増えて、良かったのではないかな。
特に稲葉は(讃岐サポとしては荒いと感じたけど)効いてたと思う。

4−4守備の強度も十分で、
守ってから飛び出していける大谷と白石の走力は厄介だった。
平松、佐々木も含めて、
要所でスプリントによる速い攻めを繰り出していたのが
スピードの無い選手の多い讃岐にとっては嫌で、
且つ、きちんとクロスなりシュートまで持ち込めていたのが
カウンターを喰らわないという点でも素晴らしかった。

退場者を出してからのベンチワークも的確だったし、
安達監督が試合後のフラッシュインタビューで口にしたように
数的不利でも攻撃の姿勢を見せ続けていた選手たちは素晴らしかった。
2点目のアシストをした柳下は脇本の退場を受けてSBに投入された選手。
その彼がきちんと前線まで上がっていってクロスによるアシストをしたというのは
わかりやすく「采配ズバリ」でしょう。






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