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磐田 0−2 横浜FM
J1/第28節
(19/10/05:ヤマハ)
DAZN



磐田スタメン

____ルキアン__藤川______
山本______________松本
______今野__上原______
宮崎____藤田__大南____小川
________八田________



横浜FMスタメン

マテウス____エリキ_____仲川
_____M・ジュニオール_____
______扇原__喜田______
ティーラトン_畠中_マルチンス_松原
_________朴________



狙い通りの試合展開に持ち込めた磐田と、
自分たちを貫き通す横浜FM。
身も蓋もない言い方だけど積み上げと質の差が出た。



磐田。
4−4−2セットを基本に、時に藤川が中盤守備を助ける。
広範囲に動くM・ジュニオールは今野が見張る。
左HSで受けるティーラトンは松本と上原で強めに監視。
ボールは回されてもスライドしてサイドに追いやる。
奪ったらルキアンに当てるかサイド奥を狙ってカウンター。
遅攻の際には左から右、右から左と大きく横に動かしながら、
横浜FMハイラインのウラを一刺しするタイミングを伺う。
出し手を担うのは上原。
…こういう狙いが見て取れたし、
それは横浜FM相手には一定以上有効なやり方だったと思うし、
よく表現できていたように感じた。
山本なんて本来あんなにウラに走るような選手じゃないでしょ。
でも、然るべきタイミングで松原を出し抜こうとしてたもんね。
(特に守備が)90分続けられるとは思い難かったけど、
(時間を追うごとに、今野の食い付きを利用されたり、
 大きなサイドチェンジからのアイソレーションを仕掛けられたりして
 危ない場面が増えていっただろうと予想する)
スコアレスの時間はもっと長く出来ただろうし、
そこでプランの第二段階を用意してあったんじゃないかなぁ。
それを成し得そうなアダイウトンや大久保がベンチに控えていたし。

奪ってからの最初のパスとか、
長いボールを受ける選手のトラップとか(松本)、
ラストパスの質とか、
磐田の前線と横浜FMのCB、磐田のCBと横浜FMの前線の噛み合わせとか、
チームとしての積み上げとか、
そういう部分が出たな、と。

勝ち点と残り試合を考えると、正直、残留は難しいと思うけど、
サッカーの質は良くなってる(更に良くなるだろう)のは間違いないよね。
来季、フベロ監督はどうなるのかな…。




横浜FM。
ボールを持ってからの部分はポステコグルー就任以降の「通常営業」で、
M・ジュニオールと仲川のホットラインぶりとか、
ハブとしてのティーラトンが狙われてる時の
扇原とか喜田とか畠中での循環の仕方や1列飛ばして前に入れる選択肢なんかに
積み上げたものを感じるし、
左WGにカットインもある遠藤でなく左利きで縦にゴリゴリ行くマテウスの起用は
チームのベースに幅を生む、
強いチームが持ってるやつだよね。

あと、どの選手も「前で奪う」意識が以前よりかなり強くなったように感じた。
こんなに攻撃的な守備をするチームだったっけ?と。
ネガトラの強度は意識していた印象があるけど…。
もしかしたら、磐田相手だったから特に強く行ったのかな。

今、Jリーグでこのサッカーを完全に近い形で取り上げることの出来るチームは無いと思うので、
自分たちがしっかりと決めきることが、優勝への道でしょう。





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