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アルヒラル 1−0 浦和
ACL/F(1st leg)
(19/11/09:サウード国王大学スタジアム)
日テレ



浦和スタメン

________興梠________
_ファブリシオ____長澤_____
関根____青木_エヴェルトン_橋岡
____槙野__鈴木__岩波____
________福島________



アルヒラルが終始試合を支配。
浦和はコンパクトな守備で抵抗を試みるも
個々の頑張りはありながら相手の攻め筋に対して有効な守りの構築には至らず。
また、攻撃に転じる余力は持てなかった。
先制したアルヒラルが落ち着いたこともあるが、
「よく0−1で収まった」と言えるだろう。



浦和。
ボールを握られる想定でいつもの5−4−1セットでしのいでカウンターというのは
試合の入り方としては間違ってないと思うのだけど、
問題は試合が始まってみて生じる問題への対処だよね。

浦和が対処しなかったこともあって、
アルヒラルの攻撃はカウンターを除いては基本的に90分同じだった。

奪いに来ない浦和を前にして中央でCBとDHでボールを動かしながら、
中央への楔or右サイド奥へ通してのサイド攻撃。

何だかんだで中央には人数がいるので、
楔を入れられても何とか守れていたのだけど、
右サイドに通されると悲惨だった。
浦和の「5」の左サイドは攻撃に特長のある関根で、
圧倒的なスピードと技術のあるカリージョにボコボコにされてしまう。
ファブリシオ、槙野で関根をサポート出来ればまだ良かったのかも知れないが、
中央でボールを動かしていることでファブリシオも槙野も中央に意識が行き
(このこと自体は仕方のないこと)
どうしても1対1にさらされた関根へのサポートが遅れてしまう。
加えて、アルヒラルの右サイドはカリージョと右SB2の連携もスムーズで、
片方のインナーラップや
前にいる方の選手で関根を止めておき後ろに戻してそこからバイタルへの横パスなど、
多彩な攻撃を繰り出していた。

前半を何とかスコアレスで折り返して、
後半アタマで手当て出来たと思うんだけど、
浦和のベンチが動かなかったのは何でなんだろうな…。

前半だけでも青木が1度、福島が2度、失点を防いでるわけで、
スコア的にももっとボロボロでもおかしくなかったのに。

この試合をスコアレスで終えるというためだけであれば、
関根かファブリシオに代えて阿部を投入、槙野を左SBに回す4−5−1が有効だったと思う。
3センターで中央を締め楔を許さず、
カリージョには槙野を当てる。
アルヒラルの右サイドでカリージョと2の攻撃が始まったら
阿部はスッと最終ラインに入って中央最後尾を堅くする。
…これで、守るだけなら守れたんじゃないかなぁ。

攻撃に関しては、
この試合は押し込まれまくってたのでなかなか難しいところだけど、
奪ってから2本目の前に運ぶためのパスをもっと丁寧に行うこと、
(1本目はすぐそばにいる相手から逃げるパスで、これは出来ていた)
細かなトラップのミスを無くすことは前提になるだろうね。


アルヒラルはカリージョと、右SB2、ゴミス、左利きのDH、ジョビンコが印象的だった。
ジョビンコはパスが回って決定機になろうかというところには必ずいるんだよなー。
流石でした。





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