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浦和 0−2 アルヒラル
ACL/F(2nd leg)
(19/11/24:さいたま)
日テレ



浦和スタメン

________興梠________
_ファブリシオ____長澤_____
関根____青木_エヴェルトン_橋岡
____槙野__鈴木__岩波____
________福島________



1st legにてホームで1−0の勝利を収めているアルヒラルが慎重に試合に入り、
そのまま隙を見せずにじわじわと寄り切った。
浦和は各選手が局面で奮闘を見せていたが、
ベンチがその後押しを出来ていたかというと、大いに疑問。



浦和。
スタメンが人選から並びまで1st legと同じで驚いた。
試合が始まってみて、戦い方にさしたる変更がないことにまた驚いた。
「全体をコンパクトにしてDFラインは高く保つ」
「行けるようなら前から奪いに行く」
「(特に左サイドで)上がってくる相手SBのウラを突く」
という意識が多少感じられる程度で、
アルヒラル対策を用意してきたようには見えなかったのだ。

1st legを終えた直後に大槻監督や槙野らが出していた
「相手の情報が収集出来た」というコメントは何だったのか…。

アルヒラルが慎重に試合に入っていたことで
前半は均衡が保てていたものの(それでも押され気味であった)
後半はじりじりと押し込まれ、
殆どの時間を相手ペースで過ごすことになった。

ビルドアップが上手くいかないことと、
ラインを高く保とうとしていたこととで
前半のうちに疲弊が見えてきていた選手たちは、
相手の圧力に耐えるのが精一杯。
自分たちが前に出ていく/相手の高速カウンターに付いていく脚が残っておらず、
74分に先制を許してジ・エンド。


1st legで蹂躙された左サイドに何の手当てもなく
「関根頑張れ」だったのは、関根が可哀想だったなぁ。
並びを変えることもなければ、
青木や槙野が積極的に関根のフォローに出る仕組みも構築されていなかった。
カリージョやジョビンコへの守備に気を遣いながら前に出ていった時には仕掛けろ、は、
只でさえ負荷の強いWBへの要求としては、酷に過ぎると思う。

前半に左サイドで2回見られた、
縦のパス交換でウラを取る攻撃は良かったと思う。
ビルドアップの段階でも、縦に動かして食いつかせる狙いがあっても良かったのでは。
ハーフウェーを越えるまでのボール回しに工夫のあとは感じられなかったし、
ゆえに、攻撃の回数を増やすには至らなかった。

柏木と、1st legで機能しなかった杉本の投入も、
彼らを活かす/全体に変化をもたらすことは無かった。
ベンチからどういう指示を与えてピッチに送り出したのか…。


2試合を通じて、全体的に力負けしていたのは間違いない。
ただ、せめて2nd legは、もっとチームとして抗う姿を見たかった。





アルヒラル。
ハーフウェー付近までは浦和に持たせ、しっかり構えてカウンターを狙うという試合の入り。
1点のリードを活かした守り方だし、
浦和のGKが西川であることも影響していたのかもしれない。
(1st legのように前から行くと西川まで使っていなされるという判断)

ただ、前4枚には縦への速さと強さがあるから、
そうやって「構えてる」だけでも、
奪いに行くのとは別の圧力を、浦和の後方の選手に与えていたと思う。

後半に少しギアを上げて押し込みだしたのは、
前半の浦和の様子を見て「行ける」という判断だったのかな。
外国籍選手を中心に強烈な個が、
サイド〜HSでしっかりコンビネーションを発揮していて、
やはり強いな…という印象でした。




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