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讃岐 1−0 八戸
J3/第33節
(19/12/01:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

_____木島徹__中村______
西____森川____池谷___渡辺
________我那覇_______
____麻田__竹内__ペ_____
________清水________



八戸スタメン

________谷尾________
_____高見____中村_____
三田____差波__貫名____國分
____須藤__河津__小牧____
________山田________



ボールを持たせての前半、ボールを握っての後半と、
全般的に八戸のペースで進んだ試合となった。
讃岐はここに来ての突飛な人選と並びで、
何かを語るのは難しい。



讃岐。
ピッチで起きていた現象としては、下記6点が挙げられる。
・3バック+アンカーでビルドアップ開始
・八戸の前線守備に対して池谷と森川が我那覇の脇に降りることでボールを引き出す
・特に池谷はタイミングよくこれを行い、右サイドで渡辺との連携に繋げていた
・中村はポジションレスで、中盤守備に躍動し、パスの中継点となり、フィニッシャーにもなっていた
・我那覇の脇を使われることを嫌ってかスヨンがかなり前に守備の意識を置いていたが
 何度かいなされて竹内と麻田がカバーリングしていた
・選手交代で3−4−2−1化してからは人海守備だけの混沌

思ったこと
・我那覇は動きこそ少ないながら特にビルドアップでは良いポジョニングだったし
 質の高いインサイドキックでパスを捌いていた
(森川や池谷はあの変なバウンドをしないピッチを滑るようなインサイドキックによるパスを学ぼう)
・池谷が何度か渡辺をウラに走らせるパスを出していた。
 柳田もあれを出そう。
 あれを見せてから渡辺の足元につければ、彼の1対1は破壊力が増す。
・福家は気の毒だった。
・我那覇をFWに上げずにベンチに下げるのか…。
・池谷と渡辺で上手く行っていた右サイドを交代でいじるのは何故?
・4−1−4−1(4−2−3−1)は「コダワリ」だと思っていたんだけど、
 全34節のシーズンの第33節で初めての守備固めでない3バックにトライをするというのは。
 しかもアンカーにCFの我那覇を初の登用。
・PKは我那覇に蹴らせなよとも思ったが、まぁ、中村には蹴る資格があるわね。

正直な話、スタメン発表とキックオフ直後の並びを見た段階で、
勝敗やサッカーの内容について思い入れを持って観る気持ちが削がれた。
公式戦ではなくオールスターゲームのような「興業」に近いものを感じたので。
(興業にしてもアンカー我那覇はどうなのかという話だし)
(我那覇は与えられたポジションで彼の出せるものを出していたけど、
 彼の積み上げてきたものをさよならするサポーターに見せるにしても、
 興業的要素を排除して彼を使うにしても、
 そのポジションはCFではないのか?)

勝敗を追求するにしても、興業的要素を強く持たせるにしても、
「何で?」ばかりの人選と並びだった。




八戸。
5−2−3でセット、
讃岐の3バックを3(1トップ2シャドー)で見張らせ、
アンカーを2人のDHで監視、
DFラインを高く全体をコンパクトにすることで中盤を締めて、
讃岐からウラに蹴る以外の選択肢を取り上げていた守備は良かったし、
そこで奪ってからのショートカウンターも一定の鋭さがあった。
後半のボールを握れる展開でもアタッキングサードに入るまでは難なく運べていて、
ポケットに侵入する意識が高く、そこからの折り返しで何度も好機を作れていた。
ただ、ボックス内でフリーのシュートがまったく枠に飛ばないのでは…。

勝ってなきゃいけない試合だったと思う。

途中から、我那覇の脇に降りていく池谷と森川をどうするかという判断が生じて、
これが最後まで解決出来なかったことが、守備面での問題だった。
降りた旨後ろからコーチングして、近い方のDHが捕まえるのが最善手だったんじゃないかな。
我那覇アウトの福家インで池谷が中央に回って池谷のところに福家が入ったのは、
八戸からすれば大助かりだったよね。




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