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リヴァプール 1−0 フラメンゴ
(延長)

CWC/F
(19/12/21:ハリーファ国際スタジアム(カタール))
日テレ



リヴァプール対策を施して試合のテンポを落としたフラメンゴだったが
勝ち切るところまではデザイン出来ず。
次第に状況を保てなくなると、
最後はリヴァプールが地力で上回ることを証明した。



リヴァプール。
フラメンゴが施してきた対策により特に前半は普段のサッカーは出来なかったものの
それでもウラ一発の怖さは出せていたので、
(そもそも最初のフィルミーノのやつが決まってれば
 フラメンゴは対策も何も無くなってしまっていたわけで)
外野として観ている分には
「このままやってればフラミンゴはジリ貧になってリヴァプールの勝ちだな」
という感じだった。

事実、その通りになった。

前半の半ばくらいから、
前線がチェックに割く労力をセーブするようになったくらいで
(とはいえサボるわけではない)
フラミンゴのやり方を見て特に何かを変えたということは無かったように思う。

3トップはやっぱり強力で、中央の守備は中盤でも最後尾でも堅く、
ファンタジーは感じないけどゴツくて速いというカラー。




フラメンゴ。
4−4−2セットの守備をコンパクト且つハイラインで行い
リヴァプールの攻撃をウラ一発に制御しながら守り、
攻撃では4−1−3−2の並びを基本に
後ろの「4+1」でまったり回しながら3トップによるハイプレスを回避。
意図的に試合のテンポを落としてから
左サイドの連携でどうにか好機を作ろうという感じだった。

前半はそれが上手く出来ていたんだけど、
リヴァプールを相手にすることはそれだけで多大なストレスなのか、
後半アタマの段階でだいぶ疲労していて、
前半に出来ていたことが後半はほぼほぼ出来なくなってしまった。

唯一継続出来ていた左サイドの攻撃も、
選手交代と配置換えで自ら解体してしまうベンチワークで
(左サイドのキーマンだったブルーノ・エンリケを2トップの一角に出してしまった。
 延長後半になって左サイドに戻すまで、攻撃は機能せず)
ピッチ内は苦しくなる一方。
GKアウベスが失点直後の続けて2度のビッグセーブで可能性を繋ぎ止めるのがやっとだった。

正直なところ自力の差は感じたけれど、
「左サイドを突破した時の中の人数が足りなかったこと」
「交代で入って来た選手と代えた配置が機能しなかったこと
 (ベンチの問題もさることながら、入ってきた選手は運動量も無かった…)」
この2点が問題点にならないようなサッカーが出来ていたら、
もう少し抗えたんじゃないかな…。





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