menu＞football＞match
Ｃ大阪 ２−０ 清水
Ｊ１／第３節
（20/07/08：長居）
DAZN
Ｃ大阪スタメン
＿＿＿＿＿＿都倉＿＿奥埜＿＿＿＿＿＿
柿谷＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿坂元
＿＿＿＿＿＿藤田＿＿デサバト＿＿＿＿
丸橋＿＿＿＿瀬古＿＿ヨニッチ＿＿松田
＿＿＿＿＿＿＿ジンヒョン＿＿＿＿＿＿
清水スタメン
西澤＿＿＿＿ティーラシン＿＿ドゥトラ
＿＿＿＿＿鈴木＿＿＿＿岡崎＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿竹内＿＿＿＿＿＿＿＿
六平＿＿＿ソッコ＿＿ヴァウド＿＿金井
＿＿＿＿＿＿＿＿梅田＿＿＿＿＿＿＿＿
ロティーナ体制２年目で完成度が増すばかりのＣ大阪と、
昨季まで横浜FMでヘッドコーチを務めていたクラモフスキーを招聘し
新たなチャレンジを始めた清水。
チームとしても個々の能力を見ても二段階くらい上を行くＣ大阪が完勝を収めた。
Ｃ大阪。
守備面は、整備された４−４−２セットがスライドの速さ、SHの守備意識、中央の強固さで盤石。
後方からの繋ぎを志向するようになった清水に対しては状況次第でハイプレスも敢行し、
実行する状況の共有と強度の高さは見事の一言だった。
攻撃面では、相手のプレスに対してはその位置の高低を問わずに
すべての選手が的確な角度でサポートに入りいなし続ける。
そうしてじわりじわりと守備網にズレを作り出し、
的確なタイミングでそこを突く。
坂元の小気味いいドリブル、松田の走力とクロス、
柿谷の創造性、ハブとなる清武や奥埜、どの選手とも合わせて左足を振るう丸橋というように、
チームとして作り出した好機に選手の個性が乗って、
決定機への期待値が高い攻撃となる。
いやぁ、強いスわ。
隙というような隙が見当たらない。
FW、SHの決定力がもう少し上がれば、しっかり勝ち切れて最後まで優勝戦線に残るでしょう。
軸として15点取れる選手が欲しいなとは思う。
移籍した水沼の後にサクッと収まった坂元、いい選手だね。
左利きの右SHで、小気味のいいドリブルは縦突破の優先度が高く
（それゆえだと思うけど、右SB松田がインナーラップ中心のランをしていた）
だけどやはり左利きなのでカットインへの警戒はしなくてはならず…。
守備もサボらずにロティーナが求めるものをこなしてるし、
昨季、大卒ルーキーで山形（Ｊ２）での全試合出場を果たして
今季サクッとＣ大阪に引き抜かれたのも納得。
清水。
横浜FMのような偽SBを採り入れた４−２−１−３（ないしは４−１−２−３）を志向するようになり、
その途上にある攻守の形。
持てる駒でやっていくしかないわけだけど、
この試合で出場した選手たちで判断するのであれば、
志向するサッカーを成就させるには、
MFとDFの選手に、相当の頑張り、成長、自分を変えることが必要なように思う。
岡崎は中盤で使うならアンカーだと思うし、
左SBが右利きの六平であることでスムーズに回らないことがあるし、
ここはそもそももう少しSB適正のある選手が必要でしょう。
（六平辺りも「緊急時にはSBもそつなくこなしますよ」くらいのレベルにはあるけど
このサッカーをやるのであれば、そのレベルでは及第点を与えられない）
（選手名鑑見たら、福森がいるのね。彼ならやれるんじゃないかしら？）
また、ソッコはまだしも、ヴァウドはそんなに縦パス入れる意識を感じなかった。、
（たぶん清水が今季抱えてる選手で右CBとして志向するサッカーにいちばん合うのは岡崎）
３トップと鈴木については悪くない配置だと思うけど、
そもそも、そこにいいカタチでボールを届ける回数が少ないのでね…。
ボールの動かし方なんかの浸透である程度は改善されて行くだろうけど、
破壊力があるみたいな印象に辿り着けるかと言うと、
現在抱えてる選手の適正では、ちょっと難しいんじゃないかなぁ…。
（清水サポに怒られるであろうこと書くと、
ここ何年も器用に色々こなしてきてくれた、
積年の貢献度は大の六平、河井、竹内は思い切って外すのがいいんじゃないか。
このやり方では他のサッカーよりも各ポジションにスペシャリティーが求められるから、
彼らの器用さは仇になってどこに置いても物足りなさが残りそう）
（トップ下にスーパーな選手が用意出来るなら、
彼らのうち２人でドイス・ボランチというのは大いにアリだと思うけど…）
守備面では、ボールを保持するＣ大阪の状態に合わせて
４−３−２−１、４−３−３、４−４−２を敷いて
何とか中央からの崩しをさせないようにするのが精一杯だったけど、
これはまぁ、仕方ないかなと思う。
Ｃ大阪のいなすチカラはＪリーグでも飛び抜けているので、
守備についての評価は保留とした方がいい気がする。
後半立ち上がりのフルパワーを出して圧力をかけた時間帯（60分まで）は
狙い通りに中盤で引っ掛けられたんだけどね…。
ユース上がり２年目のGK梅田は落ち着いてたし、
高卒ルーキーのMF鈴木は当たりへの強さや運ぶ技術を見せていて、
降格のないこのシーズンにおいて、近い将来のために使い続けるべきではと思わせる出来だった。
menu＞football＞match