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札幌 1−3 C大阪
J1/第31節
(20/12/04:札幌ドーム)
DAZN



札幌スタメン

________ジェイ_______
_____駒井____ロペス____
フェルナンデス_高嶺_宮澤___金子
____福森__ミンテ_田中____
________菅野________



C大阪スタメン

_______メンデス_______
_____清武____坂元_____
片山____奥埜__藤田____松田
____瀬古_ヨニッチ_木本____
_______ジンヒョン______



全般、札幌がボールを保持し押し込む展開ながら、
C大阪が効率的な攻撃で先行、逃げ切りに成功した。



札幌。
DHの片方(宮澤)が降りて3バックのセンター(ミンテ)と2バック状態になり組み立てを開始する
いつものスタイルで攻撃を展開。
CFにジェイが入っていた事で多めだった中央に刺す縦パスや、
最近やっているらしいと聞こえてきていた逆足WBによるサイドアタックも
有効だったように思う。
(左のルーカス・フェルナンデスはミドルサード出口辺りから中央への仕掛け、
 右の金子は深い位置で切り返しをチラつかせながらのクロス)
C大阪の5−4−1守備ブロックをかなり押し込めていたんだけど……。

先制点を許してしまったことがすべて、なのかな…。

ビハインドになっても変わらずに良い攻撃が見られたんだけど、
どうしてもボックス内でC大阪を打ち破ることが出来ず。
好機になりかけた数、好機の数から考えれば決定機は少なかったが、
これは札幌の問題と捉えるよりはC大阪を称えるべきだと思う。

それと、C大阪のところで触れるけど、
ベンチから新たに攻撃的な選手が投入されても攻撃の仕方やテンポが同じだったことは、
基本的には良いことではあるけれど、
試合の後半から終盤にかけて相手守備陣を崩し切るには
プラスに働かなかったという考え方はあるな、と思う。






C大阪。
この2〜3試合で3バックをやったという話は情報として入ってたんだけど、
札幌相手にも3バックを採用、ミラーゲームで臨んだ。

30分くらいまでは5−4−1ブロックを構える位置が低くなって
自分たちの守りたいようには守れてなかったと思うんだけど、
やはりスコアが動くとフォーメーションややり方は同じでも変わってくるもので。
全体が少し前で守れるようになり、
それに伴い奪ったあとに前に出ていける人数も増え、
(それでもボール保持率は札幌ではあるものの)
相手陣内でボールを保持する形も出始めた。

中央で堅牢な守備と共に称えたいのは両WBで、
5−4−1ゆえに前の人数が足りなくなりがちなカウンターにおいて、
中盤で1本パスを繋ぐ間に最前線に飛び出す走力と判断を常に披露。
多くはなかったC大阪の好機にほぼほぼ絡んでいた。

また、交代選手にスタメン選手と異なる特徴の選手(豊川)が居たのも効果的だった。
もちろん、誰が出ても同じようなサッカーが出来るのは大事なんだけど、
加えて、特に攻撃の選手は、異なる特徴の選手がいることも大事だと思う。
ボールを持ってのプレーに良さのある清武に代わって
ウラへの飛び出しに秀でる豊川が出てきて、
実際にFKからウラを取って3点目に結びつけたのは大きかった。




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