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清水 2−3 仙台
J1/第33節
(20/12/16:IAI)
DAZN



清水スタメン

______鈴木__後藤______
西澤______________金子
______宮本__竹内______
ソッコ___立田_ヴァウド_エウシーニョ
_______大久保________



仙台スタメン

________長沢________
___クエンカ____山田_____
石原____松下__椎橋___蜂須賀
____平岡__マテ__照山____
______スウォビィク______



前半は仙台が意図した試合運びにハマッてしまった清水が、
HTの3枚替えで良い意味でも悪い意味でも試合をヒートアップさせた。
取りつ取られつのシーソーゲームは先制した仙台に軍配。


清水。
2CB+2DHのボックスでビルドアップを開始するのは良いとして、
SBで幅を取っているにも関わらず
あまりそこに預けることをせず、
仙台が人数を揃えている中央に突撃して行って、案の定奪われて、被カウンターという前半。
(3バック+2DH+清水SBへのケアから再び中央に戻ってきた2シャドーの7枚が構える中に突撃…)
西澤による1点目の起点となった金子のように、相手DHの外側に起点を求めるべきだったのでは。
前半のうちに被カウンターを含めて3点くらい取られていてもおかしくなかったように思う。

後半になり、右サイドのボール回しで押し込んだのちに左へ展開、
中村を活かすという形を採るようになり、
これは良く機能していた。
仙台が5−4−1になり切れずに5−2−3に近い状態でいることが多かった影響もあるだろう。

平岡監督になり、クラモフスキー前監督が植え付けようとしていたものは
きれいさっぱりなくなっていて、
クラモフスキー解任時のクラブの言葉から考える分には、
それは悪いことではないように思う。

個人に目を向けると、後藤の動き出しが抜群に良かった。
そして大久保は、要・猛省。






仙台。
シーズン途中に貫けないでいた時期があったようだけど、
前半立ち上がりの左サイドアタックは当初志向していたポジショナルなものに近いと思うし、
リードしてからの戦い方も安定していた。
カウンターで0−2、0−3に出来ていれば最高だっただろうが、
ここに来ていい状態になっているのはと間違いないようだ。

2−2の状態で浜崎、テゲスの同時投入と3−4−2−1から4−3−3への変更もズバリで、
あれでボールへの圧力が強まったし、
浜崎は悪い意味で熱くなる選手が多かったピッチ内において
冷静な目と正確な技術で決勝点ももたらした。

リードしているかオープン気味かの試合展開だったので
ビルドアップの部分については不明。
清水の4−4−2に対して3バックなので可変などはしないだろうけど、
平岡、マテ、照山でどれだけ良い形で前進させられるのかは、
良い展望を抱きづらいメンツだな、とは思う。

2点目もそうだけど、松下の左足は創造性もあって面白かった。




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