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川崎 1-0 G大阪
天皇杯/F
(21/01/01:国立)
NHK
川崎スタメン
三笘_____ダミアン_____家長
____大島______田中____
________守田________
旗手____谷口__ジェジエウ_山根
_______ソンリョン______
G大阪スタメン
______パトリック_______
____宇佐美____倉田_____
藤春____矢島__山本___小野瀬
_ヨングォン__三浦__髙尾____
________東口________
記念すべき第100回大会で、初の、新国立競技場での決勝戦。
予想通りに川崎がボールを握って押し込み、G大阪が耐えるという展開で、
今季のJリーグを象徴する内容、結果となった。
川崎。
チーム全体でボールを握って押し込み、サイドから中央から多彩な攻撃を披露。
人数をかけての攻撃は奪われた瞬間のプレスにも繋がっていて、
相手のカウンターを許さない。
苦し紛れに蹴らせれば高さと強さを兼ね備えた谷口とジェジエウで回収。
…と、まぁ、通常運転でした。
G大阪のGKが東口でなければ、前半のうちに試合を決めていたように思う。
残り15分で思いの外押し込まれたのは、
初の天皇杯獲得と中村憲剛を優勝で送り出すためのプレッシャーだったのかな。
正直、予想外にちょっと危なかった。
お陰で、中村憲剛も出場出来なかったし…。
それ以外は、特に語ることもないかな。
(最後の交代が大島に代えて脇阪なら中村憲剛でいいじゃんとは思ったよ!)
G大阪。
たぶん、「あわよくばカウンターで前半のうちに先制」という目論見で、
ボールを運んでフィニッシュまで行ける宇佐美を織り込んだ3-4-2-1で入ったのだと思うんだけど、
(藤春を見るに、カウンター発動の際には彼を走らせて
パトリック+宇佐美or倉田をフィニッシャーに…というのも考えてたと思う)
アデミウソンも井手口もいないベンチを考えれば、
60分くらいまでは完全に守備に割り切って宇佐美は切り札としておくのが正解だったのでは、と、
前半のうちに思った。
それくらいに、5-4-1でセットした守備で川崎に走らされてしまった前半だった。
スコアレスの時間を可能な限り長くしてどこかでフォーメーションを変えるしかないな…という展開で
後半の早い段階で失点してしまったのもキツかったけど、
渡邉と福田を投入して4-4-2にするまでの20分くらいはよく耐えたと思う。
今季のG大阪は、こういう、「東口のビッグセーブと(良い状態の時はCBの堅牢さと)何となく出来た我慢」で
勝点を積み重ねていた印象なんだけど、
そういう流れが出たと言えるんじゃないかな。
川崎がちょっと受けに回ってしまったことも影響してると思うけど、
(G大阪がハーフフェー付近まで前進すると中盤が怖がって後ろに引いてたように思う)
(G大阪が最後尾から組み立てようという時は全体が前に出れていたのにね)
4-4-2化でDHに入った倉田が配球役に回ったこと、
左SHになった宇佐美が中に入り、左サイドを福田が駆け上がったことなどで
終盤に好機を生めていたのは良かった。
これを生み出すための相手とのパワーバランスをどこに取るかという話で、
川崎相手では試合開始のフラットな状態からは、今は出せないよねー…ということなんだよね。
大卒ルーキーの山本がポジションを掴み、
福田と髙尾が独り立ちし、
(怪我人やら何やらの影響もあるものの)ユース上がりの塚本、奥野、川﨑がベンチに入り……と、
21年、22年にもっと良くなっていくであろうチームなので、
目の前の試合の敗戦はシンプルに悔しいと思うけど、
未来に思いを馳せられるスカッドだよね。
あとは、ツネ様が攻撃の部分を仕込めるのかどうかという問題、かな。
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