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川崎 3-2 G大阪
FUJI XEROX SUPER CUP
(21/02/20:さいたま)
日本テレビ



川崎スタメン

三笘_____ダミアン_____家長
____脇坂______田中____
_______シミッチ_______
旗手____谷口_ジェジエウ__山根
_______ソンリョン______



G大阪スタメン

川﨑____パトリック_____矢島
____倉田______井手口___
________山本________
藤春____菅沼__三浦___小野瀬
________東口________



昨季と変わらぬ川崎と、新たな顔を2つ見せたG大阪。
劇的な試合展開にはなったが、
G大阪のGKが東口でなければこうはなっていなかったわけで、
勝敗については妥当と言えるでしょう。



それぞれのチームの話に入る前に。
中継の中で解説の中村憲剛も言及していたけど、
コンタクトの激しい試合をまったく荒れさせることなく裁ききった審判団に
触れておきたい。
VARの運用もあるわ
塚川が脳震盪と思しき状態になるわなど、
(これは最初に彼の異常に気付いたと思われる谷口も称賛したい。
 彼と言葉をかわしながら主審とのコミュニケーションに至った流れは素晴らしい)
「全部入り」と言ってもよい試合となった中、
本当に良いレフェリングだったと思います。





川崎。
前半。
4-3-3で始め、立ち上がりは前からの守備を敢行してきたG大阪を前に、
まずは様子見。
(様子見と言いながらもCBからWGに一発で付けた時にはしっかり好機にしていたが)
ウォーターブレイク明けには脇坂と田中が外に開いてボールを受けることで
中央を固めていたG大阪を攻略。
後半。
前半同様に様子見の感じで入り、
追い上げ弾を食らったものの「新戦力を試しながらの運動量担保でイケるだろ」という
判断だったのだと思う。
(リーグも序盤を消化した辺りであれば、この判断にはならなかったでしょう)
この判断は不正解となってしまったのだけど、
G大阪が4-4-2に変更してからは新戦力が問題なく機能。
中盤中央で受ける形を増やして好機を作り、
劇的な決勝弾にまで繋げた。

全体的な印象としては「今年も強い」の一言に尽きる。
この試合では、4-3-3を敷いて中央を固めたG大阪に対して
ウォーターブレイクまでで崩し方を確立してみせ、
自分たちのやり方の中で柔軟に対応し上回ることが出来ると示した。
これは、他のチームが川崎対策を敷いてきても、
前半いっぱいくらいで上回ってくることを予想させる。
Jリーグで今の川崎に勝とうと思ったら、
「3~4パターンの戦い方を用意しておいて、
 90分の中で常に川崎より先に変化、
 川崎には対応だけさせながらどこかで自分たちが先制する」
…くらいしか無いんじゃないかな。






G大阪。
倉田、井手口、山本を中盤に起用しての4-3-3は大いにアリだと思う。
あとは状況を見てWGの人選をしながら、熟成させていけば。
この試合ではWGが川﨑と矢島でスタートしいたけど、
個人的には、矢島のところは小野瀬だったんじゃないのかな、と。

パトリック、レアンドロ・ペレイラ、チアゴ・アウベスをどう並び立たせるかについては
4-4-2で右SHアウベス(右DH井手口でアウベスのところの守備をカバー)という選択だったけど、
これについては並べ方も、攻撃の仕方も、まだまだ模索段階という印象。
どう攻撃したいかもちょっと見えて来なかった。
この試合に勝つことだけを考えたら放り込めば良かったと思うけど、
シーズンに繋がるものを得たくてそうはしなかったのだろう。
宇佐美、一美、唐山辺りも加えてのバランス取りは、
けっこう時間(と倉田、井手口、山本への負荷)がかかりそう。

前半のウォーターブレイクまでは藤春と小野瀬に偽SBみたいなことをさせていたけど、
これはどうなんだろうな…。
少なくとも、藤春には向いてない仕事だと思う。
被カウンターのリスクを下げながらもボールを握って押し込む時間を長くするために
採り入れたいのかなと想像するが、
そういうサッカーにマッチした左SBは見当たらないな…。
川﨑とか矢島をコンバートでもするか…?
長い時間観たことないけど、黒川が適応出来そうなのかな?

昨季終盤からだけど、山本がかなり格を上げてきてる印象がある。
観たことないんだけど、今季獲得したセジョンも山本に似たタイプの選手なんだよね?
そうなると、今日の矢島右WG起用はわからんでもないし、
左SBコンバートもまったくありえない話ではないのではないか。

東口が年俸いくら貰ってるのか知らないけど、
現在の1・5倍は貰っていいと思う。




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