menufootballmatch



浦和 0−0 札幌
J1/第5節
(21/03/17:さいたま)
DAZN



浦和スタメン

________杉本________
汰木___小泉____明本___関根
________金子________
山中____槙野__岩波____阿部
________西川________



札幌スタメン

________ロペス_______
____駒井_______金子___
菅_____宮澤__深井_フェルナンデス
____福森__ミンテ_田中____
________中野小_______



互いを警戒してのロングボール応酬を経て札幌がペースを握るも、
後半半ばからの5−4−1化などで浦和がよく凌いだ90分。
スケジュールによりコンディションも影響したか。



浦和。
昨季のJ2優勝を含め徳島で4年間腕を振るったリカルド・ロドリゲスを監督に迎え、
ポジショナルでポゼッションベースのフットボールへの転換を試みているという話。
琉球から獲得した小泉がボール前進の鍵となり、
栃木から獲得した明本、流経大より新加入の伊藤敦がアクセントになる
…という事前情報を得ていたので
(TLには浦和サポ数人にリカルド・ロドリゲス分析班がいるので、詳細に流れてくる)
実際にはどんな感じなのかしらね、と、実際に観てみたかった。
が。
伊藤敦はベンチスタートで、
神戸より獲得した西の出遅れにより苦慮している右SBには
ここまで奮闘していたらしい宇賀神ではなく阿部が入っており、
何より、札幌の圧力とネガトラが素晴らしかったことにより、
観たかったものはサッパリ観られなかった。
目指すものに対してどれくらいの進捗なのかすらわからなかった(苦笑)
まぁ、これは札幌を褒めるべきなのだろうな、と思う。

そんなこんなで本来意図していたものとは異なり、
何とか札幌の圧力を掻い潜っての好機は、
殆どがサイドでの入れ替わりから発生するような感じで、
ゆえに少ない好機はクロスからとなっていた。
山中や汰木の良質クロスに中央の人数が少ない中で杉本がきっちり合わせていたが
惜しくもゴールは割れず。
こういうところには個の能力の高さが出ていたよなぁ、と思う。

守備では、後半半ばに割り切ってセンターサークル自陣側辺りからの5−4−1にするまでは、
札幌にだいぶ振り回されていた。
CFと2IHを札幌3バックに、SHを札幌WBに当てる形で前から奪おうとする浦和。
これを回避するために宮澤を下ろして4バック化する札幌。
宮澤の動きを見て金子の横に留まり4−4−2化の左DHとして振る舞う小泉。
SB化した福森と田中での前進を図る札幌。
それを阻止せんと汰木、明本が札幌WBを捨てて福森、田中を捕まえに行く。
すると、
深井や駒井が小泉、金子の前で受けてすかさずフリーになったWBへ展開。
あるいはミンテや宮澤から直接WBへ。
左SBの山中が前へカバーするのかどうするのかと中途半端になったウラも頻繁に狙われていて、
いつ綺麗にやられてもおかしくない雰囲気があった。
(その割には後半の立ち上がりを除いて好機・決定機をさほど作らせなかったのは
 浦和各選手の局面の頑張りを褒めるべきなのか、
 札幌各選手のクオリティに問題があったのかは見る人によると思う)

そんなこんなで、チームとしても選手個々にもあまりいいところが見えなかった浦和。
あらゆる部分の評価は保留。
間違いなく言えるのは、負けなかったのは良かったということだけかな。






札幌。
浦和のところで書いたような感じで長い時間攻勢を保っていたが、
仕留めきることが出来なかった。
スムーズな前進やネガトラの速さ・強度は素晴らしかったんだけどなぁ。
こういう試合をきちんと勝ち切ることが大事だし、
そのためには特に前3枚のフィニッシュ能力ということになるのか…。
あと、G大阪との絡みで前節試合が無かったことが影響していただろうから、
今日のような強度を出し続けられるかは疑問視されるところで、
選手が変わった時にどうなのか、
強度を維持出来ない時にどうなのか(策はあるのか)は
次に観る時に注視すべきだろうね。




menufootballmatch