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仙台 ０－２ 神戸
Ｊ１／第７節
（21/04/03：ユアテック）
DAZN
仙台スタメン
＿＿＿＿＿＿赤﨑＿＿西村＿＿＿＿＿＿
氣田＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿マルティノス
＿＿＿＿＿＿松下＿＿富田＿＿＿＿＿＿
石原＿＿＿マテ＿アピアタウィア＿真瀬
＿＿＿＿＿＿スウォビィク＿＿＿＿＿＿
神戸スタメン
＿＿＿＿＿＿古橋＿＿郷家＿＿＿＿＿＿
中坂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿佐々木
＿＿＿＿＿＿山口＿＿サンペール＿＿＿
酒井＿＿＿＿山川＿＿菊池＿＿＿＿櫻内
＿＿＿＿＿＿＿＿前川＿＿＿＿＿＿＿＿
深刻さが伝わってきていた仙台が、噂通りの深刻さであった。
神戸は危なげなく完勝。
仙台。
手倉森監督が最後尾から繋いでいきたいのはわかったけど、
マテとアピアタウィアのCBコンビはボール保持からして怪しく、
２人を助けにサリーダしてくるのは何故か左足とパスセンスに冴えのある松下ではなく
中盤の底でボールを狩ることでプロ生活をサヴァイブしている富田だった。
よって、古橋と郷家の２トップに適時SHか山口がフォローに入る神戸のファーストラインを超えることが
なかなか出来なかった。
立ち上がりは引っ掛けられたくないとの思いで10分くらい蹴っていたロングボールも、
「誰に」「どこに」の狙いは感じられず、あっさり跳ね返されていたし、
ボールを前進させるために何か仕込まれているとは思えなかった。
そうして運べないでいると、
ボールを触りたがるマルティノスが下がってきたり中に入ったりし始めて
時折上手く前進出来た時に適切な位置に選手がいない状況となり、
何とかハブになろうと走り回る赤﨑の姿が虚しく映るばかりだった。
後半の立ち上がり、神戸がやや受け気味だった時間にのみ、
石原が左HS奥にボールを流し込もうとする試みを３～４度行い、
前線もそれに呼応して走り込んでいた場面があったけれど、
その他の場面では、攻守両面でチームとして何かをしようとする意図は感じられなかったと言って良い。
アリバイにも程があるマルティノスの守備。
前から奪いに行きたい２トップと後ろに残っている中盤。
一時の４－２－３－１から皆川を入れた２トップに戻したのにハイボールは無く、
その後平岡をFW起用してのパワープレイとなった試合終盤には、
何故か西村目掛けてハイボールが蹴られていた。
招聘した時の理由が理由だけに手倉森さんを切るわけにはいかないと思うんだけど、
「実質的な監督」を即刻用意しないとマズいんじゃないですかね。
神戸。
仙台のデキを割り引いて考える必要はあるだろうけど、
前線からの連動した守備、
ネガトラの強度、
サイド～HSでのボール保持と崩し、
行けるなら縦一本でウラ取り
…といった部分がよく表現できていて、いい内容だったと思う。
古橋、藤本、郷家、佐々木、中坂、増山、井上、安井といった選手たちともマッチしたサッカーで
変に外国籍FWを入れない方がいいんじゃないかしら。
イニエスタが戻ってくるならサンペールを外すことを考えた方がいいのでは？というくらい
（小粒と言えば小粒かも知れないけど）バランスの取れた４－４－２に感じた。
掲げていた「バルサ化」とは異なるサッカーだけど、
三浦淳寛はいいチームを作れてるのではないか。
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