menufootballmatch



【女子】日本 8−0 ウクライナ
国際親善試合
(21/06/10:エディオン)
フジテレビ



日本スタメン

______岩渕__菅澤______
長谷川_____________塩越
______中島__三浦______
北村____宝田__熊谷____清水
________山下________



※交代はのちほど



ウクライナは、終始、縦横にコンパクトでライン高めの4−4−2セットを敷いていたけど、
言ってしまえば「敷いていた」だけだった。
前半の日本はこれに対しセオリーに則った崩しを志向し、
後半はおそらく意図的にボックス幅での崩しを増やしていた。



日本。
スタメンを見たら長谷川が居たので「ヨミウリ」になるかと思ってたんだけど、
きちんと相手を見て有効な崩しが出来ていた。
(菅澤と塩越が田中美南と籾木の場合でもヨミウリを我慢できたのかは見たかった)
相手の2トップ脇から運んで、幅を取って、
HSとサイドの出し入れをするかサイドチェンジをするか…。
左のペナ角付近でボールを持つのが岩渕と長谷川であることが多かったので
早めのクロスかカットインかという選択が多かったけど、
ここでもっと深く抉ってからのクロスが増えてくれば
なお良かったように思う。

後半は立ち上がりからボックス幅での攻撃を意識していたように思う。
前半にはあまり見られなかったHSでの同レーン縦パスが間違いなく多かった。
4−3−3にしたのもIHでHSに起点を作っておいて
WGに展開、クロスにCFとIH2枚、逆サイドWGが入ってこい…みたいな意図だったのかなぁ?
その回数は少なかったし、
ボックス幅でボールを動かす中で、
前半よりもロストが多かった。

90分を通じて、
奪ったボールを繋ぐウクライナの技術よりも
日本のネガトラが上回っていた(多くの場合奪い切るところまで行けていた)のは
前半の攻撃と共に良かった点と言える。


五輪本番に対して思うことは
「相手のボールホルダーへの圧力や一人ひとりの守備範囲が二段階くらい上がるハズなので
 その中でどれだけミスをせずに良い選択をし続けられるのか。
 ネガトラでもこんなに奪い切れることはまずもって有り得ないので
 最初のプレスが剥がされたらどう守るのか。
 一旦一気に帰陣するみたいな選択も辞さないのか」
辺りですかね。

終盤に出て来た遠藤。
初めて見たんだけど、左利きで左サイドで槍になれる、
これまでの高倉体制下には居なかったタイプで、
ハマれば面白そう。
4−4−2左SHでも起用に耐え得る守備力があるのならば、
18人に選んでみてもいいんじゃないかな。






ウクライナ。
90分を通じて、積極的にボールを奪うんだというような意思が殆ど感じられなかった。
縦横に圧縮した4−4−2は綺麗に揃い、DFラインも高めに設定されていたけど、
それが出来ていることで満足してしまってると言うか。
奪いに出る意思が希薄ではあるものの
日本がボールを動かせばそれに応じて陣形もズレていくので、
結果、ラクにサイド〜HSの出し入れや菅澤への斜めの楔を許していた。




menufootballmatch