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YS横浜 １－２ 讃岐
Ｊ３／第14節
（21/07/04：ニッパツ）
DAZN
YS横浜スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿ンドカ＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿菊谷＿＿＿＿神田＿＿＿＿＿
船橋＿＿＿＿土館＿＿佐藤＿＿＿＿＿柳
＿＿＿池ヶ谷＿＿宗近＿＿大城＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿小池＿＿＿＿＿＿＿＿
讃岐スタメン
＿＿＿＿＿＿栗田＿＿重松＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿中村駿＿＿＿＿岩本＿＿＿＿＿
薩川＿＿＿＿＿＿西本＿＿＿＿＿＿川﨑
＿＿＿＿遠藤＿＿竹内＿＿小松＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿高橋＿＿＿＿＿＿＿＿
ここ数試合の好調さをそのまま持ち込んだYS横浜が試合を支配するも、
盛り返せたわずかな時間帯、掴んだ少ない好機に効率的に２点を決めた讃岐。
最後まで押し込み続けるYS横浜だったが追撃は１点に留まり試合終了の笛を聞いた。
YS横浜。
目一杯広がった３バックと土館による前進を基本に、
相手が前掛かった良いタイミングでンドカへのロングボールも織り交ぜ
相手に守備での的を絞らせない。
また、ロングボールの良きタイミングをチームで共有出来ているため、
ンドカと競るDFとセカンドボールを回収すべきMF陣の距離が開きがちにる相手に対して
（相手MF陣の意識、身体はYS横浜ゴールの方向に向かっている）
YS横浜のMF陣は意識も身体もセカンドボールに向かうことが出来ているので、
ンドカが競り勝てばその落としに、勝てなくともセカンドボールに、
いち早く反応して回収することが出来ていた。
こうして地上から／空中戦からアタッキングサードに侵入すると、
迷いのないワンタッチでの流麗なボール回しを幾度となく披露。
ゴリゴリ系のサイドアタッカー船橋は左でアクセントになり、
神田、菊谷、柳はボールスキルの高さを見せ、
佐藤はどこにでも顔を出してハブとなった。
残り時間を見てのピーダーセン投入による
ロングボールの比率増加は、
（おそらく本来はやりたくないのだろうけど）
妥当な判断だし、
ピーダーセンはシュタルフ監督の意図を体現していたと思う。
押し込んでいる時間が長かったため、
守備について何かを語るにはその材料が乏しいのだけど、
（讃岐のロングボールがアバウトだったとはいえ）
３バックには高さを活かして跳ね返す力があること
改めて、土館はプリメイロ・ボランチとして一定以上のレベルの選手であることは
わかる内容だった。
讃岐サポとしては、
「試合には勝ったけど内容ではだいぶ負けていた」というのが
正直なところです。
讃岐。
試合前に出ていたコメントの通り、
ショートパスで繋いでくる（だけではなかったんだけどね、実際には）YS横浜に対し
「構えていたのではやられる」という考えのもと
可能な限り前から奪いに行こうとしていたのだけど、
広く幅を取る３バックに誰がどう圧力をかけて、
ボールの動きをどこに誘導して、
最終的にどこで誰が奪うのかという絵は、
他の試合以上に描けていなかった。
とはいえ、
YS横浜のところで書いたように彼らの前進、攻撃が素晴らしく、
讃岐に対して不甲斐なさや準備不足を指摘するような気持ちにはならなかった。
押し込まれて押し込まれて
奪ってもアバウトなロングボールを蹴るばかりになって
マーク（栗田）や重松には申し訳なかったけど、
今日の相手での出来では仕方ないと思う。
もちろん、
奪いどころを定めるとか奪ってから丁寧に繋ぐとかを諦めてはいけないけど、
相手のあることだから、
それをさせてもらえないことはありえる話で、
今日はまさにそれに当たる試合だったということ。
そういった試合の流れでありながらも、
どうにか前半を無失点で凌ぐと、
前から行くのは「可能な限り」ということにしていたのが奏功したのか、
後半に入って60分前後から相手よりも走り勝てている時間帯が訪れた。
ここで数少ない好機を２つもモノに出来たのは本当に大きかった。
いずれもクロスからの形で、
１点目は同サイドのコンビネーションからのマイナスのクロス、
２点目は丁寧に逆サイドへ持っていってから
ファーサイドへのクロスに大外の選手が飛び込み…と、
バリエーションが異なったのも
「練習してることが実ったんだな」と思わせる。
75分辺りから防戦一方になったのは
戦力差や戦い方どうこうというよりは
「２点を追うチーム」と「２点をリードしてるチーム」という構図の方が
要因としては大きいとは思うけど、
こうして時間の流れを考えてみると、
讃岐が盛り返せていた時間帯というのは僅か10分間から15分間程度のもので、
あとは基本的に押し込まれっ放しだったのだから、
結果がどうなるかというのは本当にわからないよね…。
小松。
試合終了後、スタンドに挨拶に行くチームメイト、スタッフに
普通に歩いて同行していたので、
とりあえずは深刻ではなさそうだけれども、
おそらく次節は欠場かな…。
次節が終わればサマーブレイクに入るのが、
彼にとっては不幸中の幸いか。
松本。
開幕戦以来となる久しぶりの出場が
小松のアクシデントによる緊急のものとなったけど、
慌てず騒がず、落ち着いて試合に入れていたね。
長所である足元が出せる展開ではなかったけど、
まずはDFとして最優先の「守る」部分できちんと及第点を出せた。
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