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神戸 0−1 F東京
J1/第27節
(21/08/28:ノエビア)
DAZN



神戸スタメン

________大迫________
中坂____イニエスタ_____郷家
___サンペール__山口______
初瀬_フェルマーレン_菊池___酒井
________飯倉________



F東京スタメン

______オリヴェイラ______
アダイウトン_レアンドロ_____東
______安部__青木______
小川___オマリ__森重____鈴木
_______波多野________



ゆったりしたボール保持から揺さぶりをかける神戸と、
焦れない守備からブラジリアントリオの一撃を繰り出すF東京。
試合を分けたのはベンチメンバーの質だった。

ところで。
試合中、両チームの選手がけっこう芝に足を取られていたのが気になった。
怪我人が出なくて良かったよ。



神戸。
大迫と並ぶこの夏の目玉補強である武藤はベンチ外。
水曜開催の前節からスタメン9人が同じメンバーというのが選手層を、
交代選手としてSBに送り出されるのが本職CBの小林と山川というのが編成の歪さを、
それぞれ表しているかも知れない。

イニエスタとサンペールを中心とした、ゆったりしたボール保持。
HSもしくは相手SB〜CBに立ち質的優位を高めようとするSH(中坂、郷家)。
いずれも良いものだとは思うけど、
F東京の守備ブロックの前ではもうひとつ何かが欲しかった。
前線の高さなのか、ドリブルを仕掛ける選手なのか、サイドの選手のゴール前への飛び込みなのか…。

ドウグラスを投入して4−4−2ダイヤモンドへ変更したのは
点を奪いたい意思として理解出来るけど、
肝心のドウグラスをどう活かすかは全然見えて来なかった。
イニエスタもサンペールも彼をあんまり信頼していないように見えたが…。

現状の最適解は4−2−3−1で間違いないと思うんだけど、
武藤もボージャンもとなった時に4−2−3−1ないし4−2−1−3を採用して、
果たして守備はどうするんだという話になるしなぁ…。

バルサ化の件でアツ監督は叩かれてるけど、
監督の前に編成だよね。






F東京。
4−2−3−1の前4枚にブラジリアントリオということで
最近は落ち着いて来てるのかな。
左肩上がりのカウンターを中心として、
そのために他のポジションの役割も整理が出来てして(割り切って)いる様子。

右SHの東は1/3くらい意識がトレス・ボランチの右だし、
安部はカウンターの際にブラジリアントリオを援護する、
青木はいかなる時も後ろの残る…みたいな。

冒頭の試合評に書いたように、
神戸との差を分けたのはベンチメンバーの質だったと思う。
単純な個の能力という部分もだし、
それ以上に、やっているサッカーへの適正という部分において、
アダイウトン→田川、オリヴェイラ→永井、東→三田は、
質と運動量の担保を約束する交代。

今季見た3試合の中で初の「まともな内容」で、
それが出来さえすれば簡単には負けないし上位を伺えるチームだよね。




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