menufootballmatch



【女子】中国 2−2 日本
(PK 4−3)

アジアカップ兼W杯アジア最終予選/SF
(22/02/03:シュリー シブ チャトラパティ スポーツコンプレックス(インド))
DAZN



日本スタメン

______岩渕__植木______
宮澤_____________長谷川
_______林__長野______
乗松_____南__熊谷____清水
________山下________



※交代はのちほど



後半早々と延長後半終了間際という二度の同点弾。
わずかなチャンスをモノにした中国がPK戦に持ち込み、そして勝利した。
日本は90分で勝てていた試合だったと思う。



日本。
・中国の4−4−2セットに対しSH〜DHを活用する狙いが感じられ、
 前半はけっこう上手くやれていたと思う。
・後半のふわっとした入り方と、
 1−1とされてから90分までの間の変化の無さは問題
・遠藤はHSに入ることを許容されているのだろうか。
 であれば、池田監督の問題。
 テクニックが無い選手ではないけれど、
 左サイドから左HSに入って右側からのパスを受けて、
 そこから利き足の左で混戦を上手く抜け出すような選手ではない。
 左サイドに張って相手守備陣を広げながら槍となるべきだと思うのだが…。
 好んでHSに入って行っており、
 それならば彼女以外の、それも右利きの選手である方が怖い。
・遠藤を入れてなお停滞していた中で、
 まったく交代枠を使わなかったベンチの思惑や如何に。
 120分でもPKでも勝てばいい、決勝に向けて選手を温存しておきたい…ということだったのか。
 はたまた、均衡が悪い方向に崩れることを極端に恐れていたのか。
 画面越しに観ていた印象では、
 多少悪い方向に均衡が崩れても勝ち越されるような場面は想像しづらかった。
 失点するなら相手の良いプレーではなくこちらのミスからだ、と。
 どの選手も守備では動けていたし戦えていたので代えづらかったのだろうけど、
 一方で攻撃では手詰まり感も顕になっていたわけで。
・1−2とした後に相手が放り込みモードに入ったのを見ての、
 高橋投入&3(5)バック化は理に適ってたと思うし、
 実際に彼女が入った左サイドからはやられていなかった。
・長谷川は凄く背負い込んじゃいそう。
・中国の強度がこれまでの相手より高かったのは間違いないけど、
 それでも、スマートに90分で勝てるレベルだったと思う。






中国。
4−4−1−1(4−2−3−1)を基本に、守備時4−4−2。
注目のCFとして放送で紹介されていた11は
(理由は不明だが)CBが1枚足りてないというチーム事情からか左CBでのスタメンで、
同じく司令塔として紹介されていた7はベンチスタート(そして出番なし)だった。

後半になって守備の強度が上がったとは思うけど、
前半で複数失点していてもおかしくなかったし、
奪ってからは前線の18に蹴るのみ。
18も熊谷南、あるいはプレスバックする林長野までを相手によく収めてはいたけど
いいボールを味方に落とすまでは至らず、
そもそも18に蹴ったあとの押し上げも遅かった。

負けた相手に言われたくないだろうけど、
正直、観ていて強さ怖さの類はまったく感じず、
ましてや負けるようなイメージが湧かなかったんだけど…。

延長後半、終了間際の同点弾がFKで上がっていた11の技巧的なシュートだったことだけ
「参ったわ〜、流石、注目選手とされるだけのことはある」と思わされた。




menufootballmatch