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浦和 2−0 千葉L
.WE/第12節
(22/03/05:熊谷)
DAZN



浦和スタメン

________菅澤________
塩越______猶本______水谷
______安藤__柴田______
佐々木____南__高橋____清家
________山下________



千葉Lスタメン

________大澤________
_____南野____鴨川_____
千葉____岸川__曽根____今井
____大熊___林__田中____
________清水________



立ち上がりこそ千葉Lがハイプレスからペースを掴むが、
徐々に浦和が主導権を握り、
試合を通して見えた能力差のままに勝利。



浦和。
和泉彼方レベルでも知ってる選手ばかりだった。
(スタメンで初めて観るのは佐々木、清家、水谷の3人)

個人の能力の高さで上回っていること、
ボールを握って崩していくというベースがしっかりしていること、
それでいてロングボールを使うバランスも良く、
特にFWも務める俊足右SB清家を活かすデザインがされていたこと…。

完勝と言っていい内容でした。


DAZNが出した予想フォーメーションを見て
「安藤、今はボランチやってるのか」という軽い驚きと
「猶本と柴田は逆じゃね?二人ともこの配置でもやれるだろうけど」という疑問。
安藤はベテランらしい「サッカーをよく知る選手」な働きをし、
猶本は柴田よりも強さを発揮。
柴田は安藤に後方を任せつつ「捌いて出て行く」動きを見せていて、
いずれの選手もきちんと機能していた。

気が利いてるなと思ったのは水谷で、
清家を押し出すために組み立てへの参加から後方のケアまでをしっかり。

女子サッカーの普段のレベルを把握出来てるわけじゃないけど、
タイトルを獲るレベルのチームだなというのはよくわかった。
(先日、皇后杯の決勝で千葉Lを下して優勝)






千葉L。
ハイプレスからの奪取、
そこからサイドに人数を割いての突破…と、
立ち上がりの10分〜15分くらいまでは良かったんだけど、
浦和がプレスに慣れたのとスタミナの問題でのペースダウンとが同時に訪れると、
あとはしんどい展開になってしまった。

特に左サイドは、
水谷のポジショニングでシャドー、DH、WBが動かされ、
中央側が空けば柴田や猶本にパスを出されてコンビネーションを受けてしまうし、
WBが出てきてサイド奥が空けば清家にスピード勝負を挑まれる。
(結局、失点は浦和の狙い通りにサイドを突破されてのものだった)

浦和以外の相手にこの3−4−2−1がどれだけ機能するかはわからないのだけど、
浦和レベルの相手にこの戦い方をするのであれば、
シャドーとWBにはもっと走力が必要だと思う。
特にWBは(これはDHでの収まり方の問題も絡むんだけど)、
自陣でボール奪取をした時に速い攻撃に繋げるために
速く、何度も、走れないとなかなか難しい。
この日右WBに入っていた今井は元来はDHの選手だそうで、
それも納得できる、守備から攻撃にかかる部分のプレーぶりだった。
(おそらく、中盤の底でボールを回収するタイプの選手なのだろうと思う)

目についたのは右シャドーに入りセットプレーのキッカーも務めていた鴨川。
右足の精度は素晴らしかった。
彼女がDHに入って前3枚とWBを走らせるパスを繰り出せるようなチームになると、
迫力のある攻撃が見られるんじゃないかなぁ。






選手たちには申し訳ないんだけど、
この試合の自分のお目当ては
Jリーグのレポーターとして15年目を迎えた安田美香の、
実況デビューを聴くことにありました。

自分としてはTBSラジオ「伊集院光とらじおと」アシスタントとしての方が
馴染みがあって、
そこでの親近感から「こりゃ観ないと!」と、

硬さはあったけど、
ボールが行く先の選手名を的確に伝えたり、
試合の展開が落ち着いたタイミングでエピソードを出したり、
デビュー戦としては上々だったのではないでしょうか。




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