menufootballmatch



オーストラリア 0−2 日本
W杯アジア最終予選(9)
(22/03/24:ANZ(オーストラリア))
DAZN



日本スタメン

南野______浅野______伊東
_____守田____田中_____
________遠藤________
長友____吉田__板倉____山根
________権田________



※交代はのぢほど



前半は両ゴール前が多くなる予想外の展開。
後半になると日本が攻撃の店舗をコントロールして「らしさ」を取り戻し、
[ジョーカー]三笘の大仕事でアウェイでの勝ち点3を獲得。
7大会連続となるW杯出場を決めた。



日本。
負傷による招集見送り及び離脱となったレギュラーの冨安、大迫、酒井の代わりには
それぞれ板倉、浅野、山根が起用された。

前半はやや強調し過ぎかな?というくらいにウラ狙い。
オーストラリアの圧力が弱かったこと、
にも関わらずラインを高くしようとしていたこと、
1トップに浅野を起用していたこと。
これだけ条件が重なれば、そりゃウラ狙いで行くか…。
実際に好機は作れていたし、
シュートがバーを叩く場面もニ度あった。
0−2、0−3で折り返していてもおかしくはなく、
そうなっていれば印象はまた違っていただろう。
ただ、後方からウラという狙いが多くなったがゆえに間延びを招いていて、
オーストラリアのカウンターを許し
ゴール前まで迫られた、CKを与えてしまっていたのも事実。
うち1つ、
おそらく権田へのファウルという判定でゴールが取り消されたものは
幸運以外の何物でもなかった。

この辺りの収支を森保監督が考え、HTに指示をしたのだろう。
後半になると後方からのウラ狙いは取りやめ
(相変わらずオーストラリアの圧力は弱く、やろうとすれば出来ていたと思う)
繋ぎながら全体で押し込んでいく日本らしいスタイルへ変更。
その中で、特に右サイドから好機を作っていた。

オーストラリアが終盤に動きが落ちてきて、
そこに三笘が炸裂したのは
「采配ズバリ!」と言いたくなるほどに痛快な出来事だったが、
それを抜きにしても、
この試合では選手交代が良く作用していたと思う。
上田はハイボールを収めるわ良いプレスバックで後方を助けるわ、
中山も後方に重心を置きながら「引き分けでもOK」を視野に入れたプレーぶりで、
原口も短い時間ながら攻守にダイナミックに動き
1点目のきっかけとなるドリブル横断や
オーストラリアの放り込みを阻害するチェックを見せていた。


こちらはW杯出場決定が懸かっていて、
あちらはアジア枠でのW杯出場へ望みを繋ぐという試合にも関わらず、
観ていてヒリヒリ感の薄い、負ける気のしない内容だったけど、
そういう試合を演じれるようになったこと、
そこでしっかり勝ち切ってW杯出場を決めたことは
チームとしての成長なのだろうなと思う。



権田。
スリッピーなピッチコンディションの中で
ハイボールはパンチングに徹し、
(それも、遠く、相手のいない場所へ弾き返し続けていた)
キャッチに行く時はファンブルせずに収め切る。
ノーミスの素晴らしいパフォーマンスだったと思う。

フロンターレ川崎。
サンキュー!
板倉、山根、田中、守田、三笘、谷口、旗手という選手の輩出数に加えて、
戦い方の部分……4−3−3の中盤だったり、右サイドでの崩しだったりで
この代表は大いに助けられた。






オーストラリア。
主力に怪我とコロナがあって、スタメンにはキャップ数0と1の選手がいたらしい。

4−4−2を基本に、
2トップの一角である10が自由に降りてきて組み立てに参加したり
カウンターの際にリンクマンになったり。
他に印象に残ったのは左SH11が時折独特なリズムのドリブルを見せてたことくらいかな…。

全般、日本のボールホルダーへの寄せが甘くて、自由を許し過ぎていた。
それでいてDFラインは高く保とうとしていたので、
前半、日本にウラを狙われ続けたというのは日本のところで書いた通り。

日本での試合と比べて繋ぐ能力は格段に劣っていて、
攻撃もカウンターだけ気をつけていれば大丈夫という感じだったし、
そのカウンターも、早い段階で10を潰してしまえば危険性が半減するような印象だった。

「ロングボール一発」「リスタートからの高さ」という、
森保体制以前からの、
「日本がやられるパターン」の刷り込みに起因する怖さはあれど、
今日のオーストラリア自体から感じる怖さというのはほぼ無かったな。





menufootballmatch