menufootballmatch




名古屋 2−1 浦和
J1/第7節
(22/04/06:豊田)
DAZN



名古屋スタメン

________酒井________
仙頭______柿谷____マテウス
_____シルバ__稲垣______
吉田豊___藤井__中谷____森下
______ランゲラック______



湘南スタメン

________大橋________
_____瀬川____タリク____
石原____山田__茨田____古林
____大野__大岩__福島____
________谷_________



結果としてサイドからクロスという狙いが結実した名古屋と、
最後まで走り倒すも勝ち点がついてこなかった湘南。



名古屋。
前半はサイド奥を早めに突いてクロスへ持ち込もうという狙いは見て取れたが、
湘南の素早い帰陣、
あるいはハイライン且つコンパクトな5−4−1ブロック形成の前に、
狙い通りの展開が作れたのは数えるほど。
湘南の献身的な前線守備は考慮せねばならないが、
それでも2CB+2DH(実際には稲垣はそれほど関与しなかったが)でのビルドアップには
物足りなさを覚えた。
SBも「SHが中に絞るから高い位置を取るんだ」ということになっていたようで
ビルドアップを助けるようなことはなく、
出来ないことを出来ないままに過ごした45分という印象。

後半は、まずもって早々に同点においつけたこと、
それがオウンゴールだったことが、
湘南の脚の鈍りを加速させた面がおそらくあって、
それにより最後尾までもが湘南陣内に入ってボール保持をすることが出来たため、
セカンドボールを回収しながら何度もサイド攻撃に持って行けていた。
ただし、その質は決して高くはなく、
個の突破頼みだったり、
クロスを入れても中には酒井しかいなかったりということが多かった。

チームとして「一度中央に寄せておいてからサイドへ展開」みたいな工夫も感じられず、
こうしたアクセントは仙頭の閃きのみ。

どうにか勝ちはしたものの、上向いていくにはまだ時間がかかるかなぁ、といったところ。






湘南。
全員が前への意識を強く持った守備を実行し、
球際勝負に持ち込んでそのまま攻撃へ雪崩込んでいく…という、
非常に湘南らしい戦い方が出来ていたと思う。

同点に追いつかれた直後には全体の脚の鈍りが感じられたけれど、
そこから持ち直して最後までハイラインでのブロック形成を志していたし、
奪ったらそのまま出ていく姿勢も変わらなかった。

あとはアタッキングサードの質ということになるのかなぁ…。
長い距離を走ってるのでなかなか酷ではあるのだけど、WBのクロスの精度とか、
ボックス付近、特に中央での強さ上手さとか。

セカンドボールの回収の仕方もひとつポイントになるかも。
この試合、自分たちの攻撃が跳ね返された時に、
そのまま名古屋の速攻を許す場面は少なかった=素早く潰せていた=とは思うけど、
同様に、自分たちが優位な状況で拾って、
二次攻撃三次攻撃を仕掛けていく場面もまた、少なかったように思う。

新型コロナ感染者が多数出てメンバーのやりくりが厳しい状況だったみたいだけど、
今日のスタメンはそういう状況下になくともこのメンバーになってもおかしくない11人だったので、
その部分の言い訳は出来ないと思う。
(するつもりも無いだろうけど)




menufootballmatch