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浦和 1−1 鹿島
J1/第14節
(22/05/21:埼玉)
DAZN



浦和スタメン

_______ユンカー_______
関根___江坂_____伊藤____
______柴戸__岩尾____宮本
____明本__岩波_ショルツ___
________西川________



鹿島スタメン

______鈴木__上田______
カイキ____ピトゥカ_____和泉
________樋口________
安西____三竿__関川____常本
________スンテ_______



立ち上がり、自滅の感が強かった浦和に対して鹿島がサクッと先制するも、
細かな修正を重ねて浦和が徐々に試合を立て直す。
後半は互いに強度を持って相手ゴール前に迫るも、
守備陣の奮闘で得点の匂いほどには、決定機は訪れなかった。



浦和。
無理矢理GKを含めた5列で表記をすると、スタメンの並びはあんな感じかな…。
おそらくは、
「関根を左WG化させたい」
「樋口の脇(右HS)で伊藤に受けさせて起点にしたい」
という攻撃時の狙いがあったのだと思うが、
伊藤にはまずまず縦パスが入ったけれども関根にはまったくボールが届かず、
自分たちの右サイド守備に曖昧さが生じてしまい、
(安西、カイキ、ピトゥカ、鈴木を伊藤と宮本、時に江坂も加えてどう見るんだ問題)
およそ機能したとは言い難い試合の入りとなってしまった。

関根と伊藤を明確に下げた5−3−1−1で守る、
柴戸を左に降ろして明本を左のハーフウェー付近に押し出し前線とのハブにする…等の修正を加えながら
どうにか試合を落ち着かせて、
後半アタマからは4−4−2にすることで小細工なしの勝負を展開。

色々やれるのは基本的にはいいことだけど、
しかしベンチの判断を誤らせたり
自主的な対応力を鈍らせたりすることもあるな…という試合だった。

また、カウンターで出ていく時は悪くないと思うんだけど、
ボールを握って押し込んだ時の攻撃力という部分では
迫力に欠けるという印象だった。

宮本は後半のHS受けなんかを見ても賢い選手だとは思うけど
クロスで好機を生み出すぜとか
パワーを持って敵陣深くまで侵入していくという感じは無かったし、
中央がユンカーと江坂で高さ勝負はあんまり…ということなのだから、
もっと全体で(明本がPKを獲得したような)ポケットへのランから(
マイナスの折り返しを狙う、
そのボールに柴戸や岩尾も飛び込んでいく…みたいなのが
必要じゃないかな。
ショルツの持ち上がりは意外性があって面白かったけど。

でも、これでメンバーが変わると、
またガラッと色が変わってくるんだろうな。
モーベルグ、小泉、平野辺りが居て、
DFラインには馬渡も居て、酒井もそのうち戻ってくる。

どこかで連勝街道が始まってもおかしくはないんだよなぁ。






鹿島。
中盤は「1−3」で示したけど、
ピトゥカはフリーマンに近い感じだし、
カイキは鈴木との入れ替わりでFW的に振る舞うことも多かった。
樋口が後方でバランスを取るのはもちろんだけど、
右SH(この試合では和泉)には働き蜂になってもらう必要があるね。

鹿島伝統の、SBが上がりDHも寄ってみたいな人数をかけたサイド攻撃から、
少人数でどこからでも前進して行くよという雰囲気になっていて、
特に鈴木は、引いて受ける、サイドに流れて起点になる、いきなりウラ取りしてみせる…と、
自分より後方の選手にあらゆる選択肢を与えていた。
(TLに流れてきていた話通りの充実ぶり。これで代表に呼ばれないというのは、よほど何かあるのか(苦笑))

前で奪う意識の強さと手数をかけずにフィニッシュまで持ち込めるスタイルで
なるほどここまでの好成績も納得という感じなんだけど、
鈴木と上田のどちらかが欠けると途端にしんどくなりそうでもある。
…と、ここまで書いてからルヴァンのメンバー表をチェック。
どちらかを休ませながら中盤の形を工夫するなどして
結果を残してはいるのね。




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