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【女子】日本 2−1 韓国
E−1(1)
(22/07/19:カシマ(日本))
フジ
日本スタメン
________植木________
宮澤______猶本______成宮
______林穂__長野______
宝田____高橋__乗松____清水
________田中________
※交代はのちほど
いいサッカーをしていたとは言い難い韓国が、
しかし90分を通じてペースを握る試合となった。
日本は「決定力の高さを見せつけた」と書いても
間違いではないが…。
日本。
・韓国がそれほど奪いに来てるわけでもないのに
ビビッて全然ボールを前進させられなかった。
・いや、ビビるとかの前に、どうやって前進させたいのかが見えなかった。
・何となく前進出来た時の、右の成宮と清水の連携は良し。
これは以前から見えていたもの。
・前進出来ないので蹴っちゃうこともあるんだけど、
狙いを持って蹴ってるわけではないので植木へのサポートにまったく入れず、
韓国3バックを背に1人で奮闘する植木の姿が何度も見られた。
・選手交代と共に2列目の配置を何度か変えていたけれど、
ビルドアップが改善されない中では異なる流れを生み出せるわけもなく。
・韓国のビルドアップに対しては、
前半は猶本が前に出ての4−4−2で牽制する構えを見せていたが
HTで彼女が退くと4−2−3−1のまま自陣待機となってしまった。
植木一人で3バックのボール回しを制限出来るハズもなく、
左右のHVからロビングを入れられまくっていた。
・ロビングを入れられた際に、CBでは跳ね返し切れないのがわかっているので
DHも下がって競るんだけど、
それにより、こぼれを拾う役割の選手がいなくなってしまい、
バイタルで前向きに拾われて危ない形になる場面が(特に後半)繰り返された。
・熊谷、岩渕という精神的に柱となってくれる選手、
年長者である菅澤、若い選手の中では別格である長谷川が不在の中、
アンダー世代で場数を踏んでいるとはいえキャップ数の少ない選手たちばかりで勝てたのは良かった…が、
チームとして何か積み上げられたのかと問われれば、明確に「No」である。
韓国。
3−4−1−2が基本布陣。
後方から足元で繋いでいくような意識、技術は感じられず、
早目にロビングを前に当ててトップ下やDHが前向きに拾ったところから
サイドへの展開をイメージしているようだった。
守備では、左CBが縦パスに対して思い切りよく潰しに出ていたのが印象的。
日本は1トップだし、3枚のうち1枚が出るのは問題ないでしょう。
WB〜DH間で受けようとした成宮に「そうはさせない」という感じだった。
彼女を筆頭に、中盤に入る縦パスにはある程度厳しかったと思うけど、
奪いどころを定めて刈り取ろうみたいなチームとしての機能性は感じなかった。
10の技術と創造性は別格だったし、
後半途中から出て来た9は高くて強かったけど、
他に飛び抜けた個がいるわけでもないし、
ハッキリ言っていいチーム、強いチームではないと思う。
(そんな相手にいいとこなしだった日本…)
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