menufootballmatch




岐阜 2−1 讃岐
J3/第18節
(22/07/23:長良川)
DAZN



岐阜スタメン

藤岡______田中______山内
________ヘニキ_______
宇賀神_____庄司_______畑
____藤谷_フレイレ_岡村____
________大野________



讃岐スタメン

_____松本孝__重松______
_____下川____佐々木____
渡辺悠_____岩本______臼井
____田尾__遠藤__長谷川___
________高橋________



前4枚の強さ上手さを活かした攻撃の岐阜と、
最後尾からボールを動かしていく讃岐。
力技で加点した岐阜が丁寧に試合をコントロールしたという印象。



岐阜。
普段どういうサッカーをやっているのかは知らないし、
今日の布陣も上で示したような意図では無かったと思うんだけど、
3−3−1−3とするのがいちばんしっくり来る時間帯が長かった。

長いボールを使い前4枚の強さ上手さで起点を作り、
讃岐守備陣が対抗しようとして陣形が崩れたところで
狭いところを通す庄司のパスや宇賀神のクロスを活かしていこう
…といった攻撃を心がけていたように見えた。

特に前半は、右WBの畑が幅取りを優先しておらず、
早目に内側に入ってヘニキと共にセカンド回収の役割を担い、
内側に入る動きに讃岐守備陣が引っ張られたところで
がら空きの右HS〜右サイドに進出してきたのは右CBの岡村だった。
彼は、さほど精度は無いものの積極的に中央へ放り込んで来ていて、
FWとヘニキの強さを活かす、
バイタルにカオスを生み出しそこで自分たちの技巧を活かす
…という状況を作っていたように思う。

この狙いが当たっていたのは、
1点目のヘニキのクロスが放たれるまでの流れ、
2点目のクリアしきれなかったボールを田中が拾って藤岡へ通した流れを見れば
明らかだし、
1点目は前半も早々だったのでまだしも、
2点目からは
「ディフェンシブサードだけがっちり守って、あとはカウンター」で
試合をコントロール出来もしていた。

この試合のスタメンの前4枚を相手にして
力負けせずに跳ね返せる守備陣のチームと戦うのであれば
今日のサッカーじゃ駄目だと思うけど、
順位表の下から4〜5つ目くらいにいるチームと戦うのであれば、
リスクは少なくて悪くないんじゃないかな…。






讃岐。
こちらの3バックに対して3トップを当ててきた岐阜のプレスに対しては
アンカー(岩本→松本直)がCF(田中)の背中を取ることで牽制しつつ、
IHがその脇に降りてくるとか
左右のCBが少し中央に寄りその外にIHが降りてくる等の工夫で
剥がすことが出来ていたし、
相手3バックの外側に長いボールを蹴る選択肢も持てていた。

また、WBで幅を取りながらHSにスペースを作ってそこから前進していく形は
まさにゴールに繋がる実りを見せた。

ビルドアップ〜崩しに関しては積み上げてきたものを表現出来ていたと言っていいし、
守備も、早目のロングボールで押し込まれる時間帯が長くはなったものの
他の試合と比べて何度も何度も崩されたというわけではなく、
前後半の立ち上がりに失点してしまったこと以外は、
悪くない内容だったと思う。

失点に関しては、
岐阜の前4枚の強さ上手さに屈してしまったとも言えるし、
跳ね返し切れないことに由来する安いものだったとも言えるし、
前後半の入りという特に気をつけるべき時間帯で起きているところに
甘さがあるとも言える。

選手の質が順位に相応しくない相手に対し、
順位相応のプレーが局面で出てしまったということなんだろうな…。



下川。
スタメンに名前を見てよほど状態がいいのかなと思ったのだけど、
実際によく動けていたし、その質も良かったと思う。
HTでの交代は強度維持のためのものでしょう。
本人としてはまだやれたという思いがあるだろうけど。

岩本。
軽傷であることを祈ってます。




menufootballmatch