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名古屋 1−0 磐田
J1/第26節
(22/08/19:豊田)
DAZN
名古屋スタメン
________永井________
____重廣______マテウス__
相馬___シルバ__稲垣____森下
____丸山__藤井__中谷____
______ランゲラック______
磐田スタメン
________大津________
____金子______山本康___
松本____上原__遠藤____鈴木
____小川__伊藤__山本義___
________三浦________
やりたかったことは恐らく同じで、
だからこそ諸々の差が内容に出てしまった試合。
名古屋。
やりたいことが浸透してた上に
やりたいことの適性が高い選手が揃って来たな、という印象。
(同時に、去就が気になる選手の名前が浮かんできてもいる)
3−4−2−1をベースに
全体が連動したプレッシングを敢行。
前3枚の圧力は強烈だし、中盤の回収力は高く、
蹴ったとしても3バックがしっかり跳ね返してくれる。
奪ってからは鋭いショートカウンター。
WB、ボランチも加勢のためサボらずにスプリントをするので
迫力と厚みのある攻撃になっている。
前線守備の強度がもっと強い相手に対してどうなるかは保留だが、
3+2で始めるビルドアップも、
相手の立ち位置に応じて空けたレーンにシャドーが降りてくるとか
サイドで縦縦と運ぶとか
複数の形をきちんと持てているのはわかった。
今、かなりいい状態にあると言えるんじゃないかな。
磐田。
伊藤新監督の初陣且つ昇格初戦の第1節(vs福岡)、
対策が大ハマりして会心の勝利を得た第17節(vs鳥栖)に続いて、
今季3試合目の観戦。
数日前に伊藤監督が解任されて緊急就任の渋谷監督が指揮ということだったけど
試合前のインタビューで渋谷監督も語っていたように
「数日で何かを大きく変えることなど出来ないから
今季やってきたことを続けつつ強度を上げる」
みたいなことになると思いつつ、試合開始。
始まってみたら、
今季やってきたこと(やろうとしてきたこと)が何なのかよくわからない上に、
この試合でやろうとしたことに対して
個人、チームとも理解が乏しく強度も出せていなかったと感じた。
遠藤がスタメンにいる以上はある程度ボールを持ちたいということだと思うんだけど、
名古屋の前3枚のプレッシングに対して3バックの耐性は低く、
DH、WBによるヘルプの仕方も確立されている様子はなし。
どうにかプレスを剥がしてハーフウェーまで運んでも、
その先は前の選手のひらめきが重なった時だけどうにかなる、みたいな感じで
崩しのパターンがあるようには見えなかった。
ひらめきが重ならない、パターンで前進することも出来ないので
右サイド、ミドルサードの出口より手前の高さから、
緩い浮き球をボックス内に蹴るみたいなのが
前半に何度か見られたんだけど、
大津はまだしも、シャドーが金子と山本康なのに
そんなボールを入れて名古屋の3バック相手にどうにかしてくれ、って
あまりにも無理があるでしょ…。
山本康がシャドーで上原をDHというのは、
ショートカウンターを繰り出す時のひとつのパターンを企図していて
面白いなと感じたのだけど
(名古屋DF相手に一人でぶち抜けることはないだろうから
キープが出来る山本康を前に置いてDFと対峙している間に
飛び出す能力に秀でる上原が前線へと駆け上がり山本康から引き出してフィニッシュ!
…みたいなイメージ)
3−4−2−1でのビルドアップ牽制と
自陣5−4−1セットの両方で
相手ボールを奪い切ってカウンターに出ていく場面に乏しく、
狙いが表現されることは無かった。
奪い切るどころか、
5−4−1でセットしていても
DH〜SH間で割りと簡単にパスレシーブを許してしまうような状態で、
そもそも守備の連携、強度はどうなっているのか、という…。
数字上ではそんなことは全然無いのだけど、
残留は相当に厳しい状況だと断言出来る。
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