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YS横浜 ０－０ 讃岐
Ｊ３／第25節
（22/09/17：ニッパツ）
DAZN
YS横浜スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿河辺＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿ロリス＿＿＿＿神田＿＿＿＿＿
吉田＿＿＿＿古賀＿＿山本＿＿＿＿＿柳
＿＿＿＿藤原＿＿土館＿＿宗近＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿佐川＿＿＿＿＿＿＿＿
讃岐スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿松本孝＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿中村＿＿＿＿青戸＿＿＿＿＿
溝渕＿＿＿＿岩本＿＿西本＿＿＿＿川﨑
＿＿＿長谷川＿＿遠藤＿＿小松＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿高橋＿＿＿＿＿＿＿＿
同じフォーメーションと似た志向の両チームだったが、
ハイプレスとビルドアップで上回ったのは讃岐。
一方のYS横浜は後半途中からの一発で決定機を作るも
互いに相手のネットを揺らすことは叶わなかった。
YS横浜。
チームの抱える事情（怪我人や罹患者、直近の調子等）はわからないのだけど、
前回対戦時よりは現実的で、選手の個性に合っていて、
志向するサッカーに即したメンバー構成だったように感じた。
その上で、「３＋２」でビルドアップを始めようという判断は
なかなか難しいのではないかと思う。
HTでの選手交代で中盤の並びを３センターにして
３－３－２－１－１形成、
・後方のボール回しに関わる人数を増やす
・自陣撤退時の５－３－２化をスムーズにする
・２列目で河辺のサポートを担う選手を減らしつつも攻撃に役割を大きく振る
という変更を施したのは奏功していた。
ビルドアップには変わらずに苦心しながらも
「ウラ一発」の狙いを明確にし、
時間の経過により試合がオープンな雰囲気になると共に
より攻撃的な性質を持つ選手を随時投入していったのも、
良い采配だったと思う。
総じて、志向するものは極力捨てない中で、
勝つ確率を上げるための適切な手立ては講じていたと言えるのでは。
ただし、この志向を貫くのであれば、
ビルドアップには可変を持ち込まないと時間が相当にかかるように思う。
後方から地上戦で繋いで行きたいのであれば、
その能力に長けているとは言えない３バックの前列で
柳と吉田をWBで留めておくのはどうなのか。
讃岐。
後半途中からは中盤で潰しきれない場面も出て来たものの、
後方の選手も連動したハイプレスは機能していたし、
ボールの保持、サイドでの動かし方も悪くなかったように思う。
後方に人数をかける相手に対して、
３バックの外側である小松、長谷川も積極的に前線へと攻撃参加して
どうにか陣形を崩そうという意思を表現していた。
取り組んできた攻撃パターンで言えば、
バイタルに刺すような縦パス、斜めのパスが少なかったと思うけど、
特に後半は相手が３センターにしていたこともあって
被カウンターのリスクを考えれば特に問題視するような選択ではない。
結局のところは、
・サイドで目の前の相手を半歩でもズラして良いクロスを入れる
・中への入り方、待つ時のポジショニングの質を上げてで相手より先に触れる
みたいなことになるのかな…。
長い時間主導権を握って押し込めるという、
そうはない試合展開だっただけに、
それこそ複数得点で勝利して、
次戦以降への弾みにしたかったなぁ…。
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