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讃岐 ０－４ 富山
Ｊ３／第26節
（22/09/25：Pikara）
DAZN
讃岐スタメン
＿＿＿＿＿＿＿＿重松＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿中村＿＿＿＿青戸＿＿＿＿＿
渡辺悠＿＿＿岩本＿＿西本＿＿＿＿川﨑
＿＿＿長谷川＿＿遠藤＿＿小松＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿高橋＿＿＿＿＿＿＿＿
富山スタメン
＿＿＿＿＿＿安藤＿＿高橋＿＿＿＿＿＿
マテウス＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿松岡
＿＿＿＿＿＿柴田＿＿佐々木＿＿＿＿＿
松本＿＿＿＿大畑＿＿林堂＿＿＿＿柳下
＿＿＿＿＿＿＿＿山田＿＿＿＿＿＿＿＿
昇格へ向け「監督交代」という最後のカードを切った富山が
想定外の４－４－２スタートでキックオフから讃岐を呑み込み、
前半で試合を決めた。
讃岐。
監督交代を行った相手がどう出てくるかわからないということで
「まずは出方を伺う」と言えば聞こえは言いが、
覚悟を決めた相手に対して最初に受けに回ってしまった時点で
勝負は決していたように思う。
前への強度を見せる相手に対し早々に失点をすると、
ボールを保持しながらも気圧されてミスから２失点目、
気落ちしての連続失点で前半のうちに０－３となりジ・エンド。
リードを活かした相手が自陣に４－４－２で構えたことで
後半はハーフウェーまではラクにボールを運ばせてもらえたが、
高い位置を取りたいサイドでは
川﨑、渡辺雅の両WBが相手SBとSHのタイトな守備に遭い
単騎突破もコンビネーションの崩しも叶わずに下げさせられるばかり。
中盤の底でボールを左右に散らしながら不意に中央へ楔を打ち込む岩本、
相手DFラインとの駆け引きでウラを狙い続けた松本孝が気を吐いたが
チームとしてはほぼ何もさせてもらえなかったと言っていいだろう。
下川が１度だけ見せたんだけど、
相手のコンパクトで高い位置を保つ４－４－２に対して
自分たちが後方で保持している時に２列目の選手が最前線へ飛び出して行くような、
スペースにボールを出す／引き出す意識があっても良かったのではと思う。
富山。
一応この時間帯が長かったということで４－４－２表記にしたけど、
考え方としてはマテウスと安藤がシャドー、松本が左、松岡が右のWBを務める
３－４－２－１と半々の意識だったように思う。
サッカーとしてはシンプルで、
４－４－２セットで２トップで讃岐ビルドアップをサイドに誘導、
讃岐WBに渡ったとことでSB、SHで圧殺。
奪取したらすかさず縦に速い攻撃を仕掛けるというもの。
それを担保していたのは
ピッチ上の11人全員が攻守両面で讃岐ゴール方向への意識を強く持っていたことと
松岡、安藤、マテウスの推進力だ。
今日のような強度が発揮出来るのなら、
格下の讃岐でなくとも呑み込むことが出来るのではないか。
試合がリードを活かした展開になったので
その効用がどれほどのものかはさほど探れなかったけど、
松本と柳下の配置位置により可変を可能としているのは興味深い。
今日のように縦に速い展開で完結まで持ち込めるのなら
マテウスはかなりの脅威になるけど、
そうならなかった場合に、
彼の位置に中央での仕事に長けた選手が入り、
松本が左サイドを深くまで駆け上がる展開は武器になりそうだ。
（この試合に出たメンバーで言えば、
マテウスの位置に高橋、高橋の位置に大野でスタートすると
左からのクロスで仕留める形も生まれるだろう）
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