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神戸 1-3 横浜FM
J1/第34節
(22/11/05:ノエビア)
NHK
神戸スタメン
_____小林祐__大迫______
汰木______________武藤
______大﨑__山口______
初瀬___小林友__菊池____酒井
________坪井________
横浜FMスタメン
エウレル____ロペス_____水沼
________西村________
______渡辺__喜田______
永戸_エドゥアルド_岩田___小池龍
________高丘________
前後半それぞれの立ち上がりに圧力を見せた神戸だったが
横浜FMが徐々にペースを取り戻すと守備に追われ、
奪っても効果的な反撃を繰り出すことが出来ず。
横浜FMが、貫いてきたものが優勝に値すると示した一戦となった。
神戸。
スポナビ予想もNHK予想もこの並びで「マジかよ」と思ったんだけど、
マジだった。
何がマジかって、小林祐のトップだよね。
(ここ何試合かはこれでやってたらしい)
とはいえ、流石にFWとして振る舞うわけではなく、
トップでスタートしながら比較的自由に動いていて、
約束事としては
「大迫が2列目に降りて受ける時だけは最前線中央に留まれ」があるのみ、という印象。
更に、山口にも前に関わることが求められているようで、
前半の立ち上がりを見ている分には
「出来れば大崎アンカーの4-1-4-1でボールを持ちたい」と
思っているようだった。
しかし神戸は、横浜FMの前からの圧力を受けると前進が覚束ない。
DFラインに降りずに中盤の底で我慢する大崎には付けられず、
(たぶん付けても大崎だとターンして前を向けないとは思うが)
山口が大崎の脇へと助けに降りても同様。
狙って出せているとは言い難い大迫へのミドルパスを蹴るか、
左SBの初瀬に預けることが多かった。
そして、サイドでは攻守で後手を踏むことになる。
あっという間に数的不利の状態に陥り、
常に2対3を強いられていた。
攻撃に掛かる部分では、
左の初瀬と汰木はあっという間に囲まれ、
特に汰木は前を向いて仕掛ける機会すら得られなかったし、
守備では両サイドとも大外~HSでSBとSHが振り回され、
ペナ角辺りで相手選手が前を向ける場面を許してしまっていた。
どうすれば守れたのか。
今日の神戸でなくても難しいとは思うんだけど、
もっと思い切ってサイドに出て横圧縮するのはアリだったんじゃないかなぁ。
あと、申し訳ないけど、
「ボランチ・大崎」はテンポの速いパス回しや
サイド起点でしつこくやり直しが出来る相手には
(具体的には横浜FM、川崎、広島、いい時の鳥栖)
守備面でちょっと厳しいと思う。
横浜FM。
基本的にはいつものサッカーなんだけど、
この試合では比較的中央レーンを活用する回数が少なく、
サイド攻撃を徹底しようとしていたように見えた。
攻守両面で常に神戸に数的優位を作れていたのは、
この意識の副産物(あるいはこの狙いがあってのサイド攻撃徹底)か。
前でしっかり圧力をかけて前線に蹴るボールの精度を殺いでいたことと、
神戸の最前線が大迫1枚なのに対して岩田とエドゥアルドの2枚を残していたのとで、
「一発」も許さない守りが出来ていた。
失点シーンに関しては酒井、山口、武藤の個人能力を褒めるべきでしょう。
今日も強かったです。
優勝おめでとう。
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