menufootballmatch



ドイツ 1−2 日本
W杯/GL(1)
(22/11/23:カリファ国際(カタール))
NHK



ドイツスタメン

____7____
14___13___10
___21_6___
3__23_2__15
____1____

ドイツの背番号付き選手リスト


日本スタメン

____25____
11___15___14
___17_6___
7__4_22__19
____12____

日本の背番号付き選手リスト




前半は圧倒的にドイツだったが、
論理で、技術で、日本を圧倒しながら得点はPKによる1に留まった。
後半は日本。
開き直りにも見える思い切りでピッチ上にカオスを生み、
オープンな展開に持ち込むと
選手たちが個人の力を発揮して試合をひっくり返してみせた。
ハッキリ言って、意味わからない(笑)
でも、心が揺さぶられたことと勝ち点3を得たことは事実。



ドイツ。
・ビルドアップは「3+2」。
 左SHムシアラが中に入り左SBラウムが前に出ての、最後尾3枚。
・日本が鎌田を前に出した4−4−2セット&「3」放置で
 ミドルサードにボールを運んだところから捕まえにくることを察し、
 20分辺りから手を打ち始める
・ギュンドアンがシュロターベックとリュディガーの間に降りて
 「4+1」を形成&積極的にギュンドアンがボール保持。
 短い前進を交えつつ鎌田を誘い出す
・ギュンドアンが降りてきた時に
 シュロターベックが左に張り出す&やや高い位置に移動し、
 もとより「上がってくるラウムをどうするんだ」で苦悩する伊東に
 更なる思考を強いるパターンもアリ
・ミュラーもよりハッキリ右に流れるようになり、田中を外に誘導。
・これら諸々が相まって日本は左でも右でもなかなか人を捕まえられず、
 その上中央もスカスカにされてしまい、
 結果、ドイツはどこからでも容易に前進して良い状態でアタッキングサードに侵入。
 ガンガン好機&決定機を作ることが出来ていた。
・中でも、右に寄せておいて左へのサイドチェンジor大外へのクロスは有効だった。
・しかしながら、何故かPKを除いて得点を奪えないドイツ。
 シュートは枠を外れるか、日本の守護神・GONDAに阻まれ続ける。
・そんなこんなで日本の息の根を止めることが出来ずに1−0で前半終了。
・後半の立ち上がりはHTで選手交代を行った日本の出方を伺う雰囲気で
 まったりと入る。
・日本が前線から追い立ててくるようになったので
 簡単にいなして中盤の広大なスペースでキープ…かと思いきや、
 中盤中央で受ける選手がいなかったり、
 (行けてしまうからだろう)キープせずに突撃する選手が出たりと
 日本に付き合ってオープンな展開に足を踏み入れてしまう
・それでもムシアラの無双などで好機・決定機は作ることが出来ていたのだが、
 やはり枠に収められない&GONDAに阻まれて得点出来ない。
・オープンな展開を締めるべく順次選手交代を行うが、
 締めるどことかよりオープンな展開に流されていってしまう。
・しかも、個で崩す/守る質においてはスタメンよりも落ちていった感じ。
・気づいたら逆転されていた…。

ドイツみたいなチームでもこういうことが起こるんだなぁ…。
次のスペイン戦では死物狂いで戦うハズだから、
それ観たらますます、何でこういうことになったんだろうという気になるでしょう…。






日本。
・前半20分くらいまでは、
(上がってくるタウムのケアをどうするかが整理されてなかったことを除いて)
 用意してきた現実的な作戦をしっかり遂行出来ていたと思う
・その後のドイツの変化にまるで対応出来なかったのは大きな課題。
 2−0になってたら「終わってた」ハズ。
・ああした変化にもピッチ内だけで対応出来るだけの能力が
 だいぶ個々に備わってきていると思うんだけど、
 この試合ではまったく発揮されなかったのは何でなんだろう
・ベンチから対応策が施されなかったのも何でなんだろう
・そもそも、最初の対応策が崩された時の「次」が
 監督から授けられていなかったのも何でだろう
・It's a Japan's Way!!
・後半の森保采配は結果だけ見れば大当たりのお見事の土下座謝罪するしかないやつなんだけど、
 それでも、采配で勝ったとは言い難いように感じている。
・バランスを考えて送り出した最初の11人で守りきれないものを、
 数合わせ(3or5バック)と自陣での守り方の整理を行ったとはいえ
 攻撃に特長のある選手だけを並べることで守りきれるわけがないと思うからだ。
・だから、実際に守った上に逆転までしてみせた、
 選手一人ひとりの能力で勝ったと言うべきだと思う。
・短い時間とはいえ親善試合で試していた3or5バックや鎌田DHを鑑みて
 「この試合だけではない」という評価を下すことはすべきなのかも知れないが…。
・そもそも、前半の段階で3or5バックに変更しなかったのは何故なのか。
 「HTで相手に対策を練らせないための我慢」というのが
 論理的な回答なのだろうけど、
 我慢していいようなやられっぷりじゃなかったと思うのよね…。
・ま、でも、とりあえず勝った。
 10回同じことやってもこの1回来ないでしょくらいの逆転を引き寄せた。
 これはチームを勢いづかせると思う。
・酒井と冨安がプレー出来るのかが心配。





menufootballmatch