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オランダ 1−1 エクアドル
W杯/GL(2)
テレビ朝日(22/11/25:カリファ国際(カタール))
オランダスタメン
___7_8___
____14____
17__21_20__22
__5_4_2__
____23____
オランダの背番号付き選手リスト
エクアドルスタメン
____11____
__13___19__
7__23_20__17
__3_2_25__
____1____
エクアドルの背番号付き選手リスト
電光石火の先制弾で試合を優位に進めるかと思われたオランダだったが、
決して極端な表現ではなく「それだけ」だった。
80分以上に渡って強度を発揮したのはエクアドルで、
誰の目にもハッキリとした「オランダの+1、エクアドルのロスト2」なゲームとなった。
オランダ。
・ビルドアップは「3+1(デヨング)」。
少し前に出るコープマイネルスが右で、少し降りるクラーセンが左で、
それぞれIH化して、
3−1−4−2でサッカーをしようとしていた。
・前半はある程度デヨングがボールを持って前を向ける場面が作れていたが、
パスの供給先が見つからずに何度もやり直すような感じ
・徐々に雰囲気が怪しくなっていってはいたが、
リードしていた前半はそれでもまだ良かったと言える。
変なロストをしないことの方が大事だ。
・とはいえこのままだとそのうちやられるということで
後半アタマからベルフワインに代えてデパイを投入したオランダベンチだったが、
実はこれが良くなかったのではないか
・前半、回数はごくごく限られてはいたものの、
可能性があったパターンが
デヨングorアケからの楔をベルフワインが落としてクラーセンがアイデアを見せるというものだったのだが、
ベルフワインに代わって登場したデパイは、
彼自身のコンディションと、前半より更にギアの上がったエクアドルDF陣の前に
楔を受けることがまったく出来なかった。
・よって、オランダは前半以上に攻撃面では何も出来なかったと言っていい
・とにかく奪われ方が良くなくて、後ろ7枚はキツかったと思うが、
GKノペルトを中心に最後のところでよく頑張った。
・エクアドルのコンディションが良かったのは間違いないけど、
それを加味しても、全体的にちょっと動きが重かったようにも感じた。
エクアドル。
・オランダの「3+1」ビルドアップに対して
カイセドがデヨング番をする3−3−1(カイセド)−3になる時と、
カイセドがステイしたままの3−4−3になる時とがあったけど、
使い分けに基準があるのかはよくわからなかった。
・基本的にオランダの後方の選手にボールを持たせて、
前に付けてくるパスを尽く奪って素早く縦に攻めるパターンで、
これがどハマりしていた。
・この試合では3バックスタートということで、
メンデスが最終ラインに降りて保持に加わるのは限定的。
「3+2」が中心だったように見えた
・オランダが5−2−3化して構え、
メンデスが降りていくようならコープマイネルスがデートする雰囲気を出していたのだけど、
そうした枚数合わせに困っている様子が感じられなかったのは
特に前半、右で何故かプレシアードが浮いていて、そこに預ければ良かったからだと思う。
(オランダはブリントが下がりきらないで(5バックの形成を優先しないで)これを見るべきだったと思うのだが…)
・他にも、バレンシアが引いて受けるパターンもあるのだが、
彼がDFを背負って受けてもロストしないのも大きいと言えるだろう
・前述のように縦に素早く攻める中で、
両WBが)分を通じて(!!)その速さにきちんと追いついて
サイドでのコンビネーションに加わっていたのは驚異的だった。
特に左のエストゥピニャンは、凄まじさを感じさせた。
・一方で、DHの2人は後半も半ばになると流石に加担出来ない場面が増えた。
これ自体は当たり前だと思うんだけど、
厚みのある攻撃に至れなかったことで逆転ゴールが奪えなかったという言い方を
成り立たせてしまうのも確かかな、と。
・第1節のカタール戦もそうだったんだけど、
エクアドルはベンチに不安があるのか、
スタメンへの信頼が絶対なのかわからないけど
交代が遅い上に5枠を使い切らない。
カイセド、メンデスに次ぐ選手が信頼出来て、
例えばこの試合で70分くらいに登場していたとしたら…。
・第1節に続いて次の試合が心配させる交代の仕方をしたバレンシアもだけど、
第1節、第2節とフル出場(90分に交代したメンツも含め)の回復は間に合うのか。
この強度と内容を見せておきながら、
次のセネガル戦で大失速&それに伴うGL敗退の可能性もゼロではないと感じる。
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