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日本 0−1 コスタリカ
W杯/GL(2)
(22/11/27:アフメド ビン アリー(カタール))
テレビ朝日
日本スタメン
____21____
24___15___8
___13_6___
5__22_4__2
____12____
日本の背番号付き選手リスト
ドイツスタメン
____7____
__12___13__
8__17_5__4
__15_19_6___
____1____
コスタリカの背番号付き選手リスト
コスタリカの意図するスローなペースに巻き込まれる時間帯がありつつも、
終始日本がボールを握り、押し込み続ける試合展開。
先手先手の選手交代で先制点を狙う日本だったが
終盤に自らのミスで逆に先制点を献上。
そのままタイムアップの笛を聞くこととなってしまった。
日本。
・スタメンを見た感想は「もっと変えてくるかと思った」。
鎌田、遠藤、長友、吉田、板倉への信頼なのだろう。
・相手の出方がわからないので信頼出来るメンバーを多く送り出すのは
わからないでもないんだけど、
山根をスタメンに起用している時点で
(酒井、冨安の状態もあって「せざるを得ない」だったのかも知れないが)
自分たちがボールを握って押し込むことが最善なのだから、
選手の特長を考えれば少なくとも長友でなく伊藤で始めるのが
サカつく脳では妥当に思われた。
・ボールを握って押し込む時にフィニッシャーを真ん中に2人置いておくということで
4−4−2(上田&町田)もアリだと思ってたけど、叶わなかった。
・山根はきちんと自分の良い部分を出して、
堂安も半分FW化することでそれに呼応。
5−4−1で構えるコスタリカの「4」が中央圧縮しがちなことも相まって
「4」の右脇を起点にまずまずいい攻撃が出来ていたと思う。
・先手を打って動いていくこと自体は悪くないけど、
良かった部分を自ら捨ててしまうのはどうなんだろう?
・HTでの上田→浅野の交代に関しては大いに疑問だ
・浅野のスピードで引っ張るまでもなく
前半の上田は常にコスタリカの最終ラインと駆け引きをしていて、
その作用としてボランチの守田、遠藤から縦に刺すパスは見られていたし、
なかなかパスが出てこなかったけど鎌田がライン間で浮く場面もあった。
加えて、山根がきちんと山根をしていたわけで、
中央で動きすぎずにラストパスを待てる上田を代えてしまうのは
得策でないように感じた。
・何やかんや言っても浅野が生きるサッカーをして
前半とは違う形でコスタリカゴールを脅かしていたのなら構わないのだけど、
浅野が彼の持つ良さを出せたのって、
左サイドでスローイン受けてドリブル、クロスまで持っていった1シーンのみだったと思う。
・高いラインを保とうとするコスタリカの5−4−1に対して浅野がいるのだから
スルーパスを狙っていくぜ!といった全体の共有は皆無だったといいレベル
・森保監督からすれば「わかるだろ、やれよ」といったところか
・同様に、戦術兵器ミトマを投入した際も、
3−4−2−1のWBとはいえドイツ戦とは違って
最初から高い位置でパスを待てるシチュエーションだったにも関わらず、
彼に預ける意識が乏しく、
ミトマがミトマを始められるのは投入から20分近くが経過した85分辺りからだった
・伊藤と三笘の意思の疎通が上手くいってないのがアリアリと感じられた
・伊藤はいい左足があるのだし、
三笘にシンプルに預けない・預けられないのであれば
鎌田や守田らともっと相手を動かすパスを交換し続けるとか、
逆サイドに振って右で勝負させるとか
(右WBは三笘の投入と同時に相馬になり、その後伊東になっている。いずれも、1対1をさせるべき選手だ)
もうちょっとやりようがあったなと思う。
詰まってしまってやり直しのバックパスというのが多かった。
・前半からその傾向はあったが、
後半は特に機能していたとは言い難い2列目に人を置くこだわりもよくわからなかった。
受け手としても出し手としても怖さが無かった鎌田を2列目に残し続けるよりも、
シンプルに3ラインにして前線中央に1枚増やした方が効果的ではなかったか。
鎌田を前に出すのでもいいし、南野も町野も控えていたわけだし。
山根がプレーしていた時間帯の右シャドー・堂安には意味があったと思うが、
トップ下→左シャドー→トップ下となった鎌田は機能的とは言い難かったし、
彼自身もかなりストレスを感じていたのではなかろうか。
・ドイツ戦のよくわからない勝ち方と今日の不完全燃焼感のある敗戦とで差し引きゼロ、
みたいな考え方もあるけど、
負け方として非常によろしくなかったし、
勝ち→負けの順番で次の試合をしんどくしてしまうのは
負け→勝ちで次の試合に希望を繋ぐのと
精神的に全然違うよな、と思う。
・ま、しゃーないスね…。
コスタリカ。
・基本的な考え方は3−4−2−1で、
最初だけ5−2−3化して日本のビルドアップを牽制する素振りを見せたけど
すぐに自陣で5−4−1で守るんだというサッカーに転じ、以降は徹底。
・5−4−1はコンパクトで、
最終ラインはボックスに入らないよう頑張り続けていた。
・「4」が中央圧縮気味で、中央突破はさせないぞという意思表示はしていたものの、
山根のようなタイプの選手をあまり見たことがないせいだと思うけど、
「4」の脇から斜めに差し込まれるボールに対してだいぶ怪しい対応を見せていた。
・ボール保持からの前進については、
15、8、キープ力のある12の左利きトリオによる左サイドは割合持てるし運べるしという感じだったが、
中央〜右はかなりバタついてた印象。
・それでもロングボールで陣地回復!をやらなかったのは
「我慢して守って一刺し」という勝利パターンを遂行するにあたって
守り続けることの精神的疲弊を少しでも軽減したかったのだろう
・負けた試合の雑感に書くのも何だけど、正直、まったく強いと思わなかった。
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