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川崎 1−2 横浜FM
J1/第1節
(23/02/17:等々力)
DAZN
川崎スタメン
マルシーニョ__宮代______家長
____遠野______脇坂____
________橘田________
佐々木___車屋__ジェジエウ_山根
______ソンリョン_______
横浜FMスタメン
エウベル____ロペス_____水沼
________西村________
______渡辺__喜田______
永戸____角田__畠中____松原
________オビ________
ボールを握り続けたのは川崎だったが、その質は前後半で異なった。
横浜FMの守備の強度にフォーカスすべき90分だったかも知れない。
川崎。
やろうとしているサッカーは昨季からの継続。
その上でこの日の印象を箇条書きで拾っていくと……
・宮代は小林、ダミアンほどに相手CBを背負えないので中央の刺し方、裏の取り方に工夫が必要
(宮代が引いたスペースにマルシーニョが左から斜めに飛び出していくとか)
・チームを去った谷口とそこに入った車屋とでは持ち出し方や縦パスの刺し方が異なるので
全体でそれをどう擦り合わせていくかはまだこれから
・そして車屋が負傷交代となってしまって大南が左CBに入る。
左足で持てない、前に出せないので前から来る相手に対してのしんどさがかなり増す
・アンカー(橘田)を上手く経由出来ない、降りてくるIHにもデートされるという状況の中で
前半からその欠片は見せつつ後半よりハッキリと打ち出していた
「ビルドアップで山根がボランチ仕事をする」はかなり有効になりそう。
・瀬川はパスをもっと強く出す必要アリ。
周囲と同じものは見えているので、後はきちんと通すだけ。
・遠野の(川崎のやり方における)IHはやっぱりどうなんだろうなと思う。
中央でCFを追い越そうみたいな動きはいいとして、
大外まで含めて横に広く動く、細かく動き直してハブになるという部分で、
彼にはその適正は(少なくとも川崎で求められるレベルには)無いんじゃないかな。
・川崎のやり方にハマッていて且つ強烈な選手が左IHに出てくるかどうかな気がする。
仮に出てこなくても上位争いにはしぶとく食らいつくだろうけど、
優勝に必要な要素を挙げるとするなら、いちばんはそこじゃないかな。
……という感じ。
横浜FM。
この試合では守備の強烈さが印象的だった。
前半、前から奪いに行って川崎のビルドアップを阻害しまくった速さ強さ。
降りて受けるIHも、CFもしっかり捕まえて出どころを塞ぐ。
無理やり出してきてもきっちり潰す。
下手すれば畠中一人を残すことになっても宮代にデートして潰しまくった角田が象徴的と言える。
後半、押し込むんだという強度を持って入ってきた川崎に対して
「これは全部が全部前から行くのは悪手」と全体の意思統一をした上で自陣に構え、
ボックス内に極力入れないぞという我慢強さ。
最後の最後にやられはしたけど、
ポケットを狙ってくる川崎の攻撃に対して
2CBと2DHが行くべき選手を都度ハッキリさせて行った選手が阻んでいたさまは
素晴らしかったと思う。
今季も上位争いをするのは間違いないだろうけど、
それをリードしていくかどうかは
もう1枚クオリティのあるCFを用意出来るかどうかじゃないかな。
ロペスがベンチに下がったあとにスタメンでトップ下の西村がCFを務めるのは
西村に対する負荷が高過ぎる。
今のところ、植中にそこを担って欲しいという期待がかかっているようだが。
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