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【U-20】サウジアラビア 1−2 日本
U-20アジア杯/GL(3)
(23/03/09:ロコモティフ(ウズベキスタン))
DAZN



日本スタメン

______松木__熊田______
北野______________横山
______安部__山根______
松田____田中__菊地____屋敷
________木村________



種々の状況を鑑みて前半と後半で戦い方を変えてきたサウジアラビア。
日本は迫力を持って飛び込んでくる相手に対して受け身に回ってしまうが
それでも勝ち切ってみせたところに強さを感じさせた。



日本。
・前半の5−2−3のサウジアラビアに対しては
 自分たちのミスからのピンチ以外はかなり良い内容だったと思う。
・後半、相手の出方を見てのやり方の変化も、それ自体は悪くない選択。
 ただし、受けに回り過ぎてしまったのは良くなかった。
・一因としてあるのはクロッサーに対しての寄せの甘さ。
 もう少し広い目で見ると、SBとSHの守備時の連携の悪さが指摘出来る。
・右SHの横山は戻る位置が悪く、高橋はSHを声で動かすことが出来ていなかった。
・3(5)バック化したあとのボールの逃し方が、
 4バック時のそれと比べて意思の共有を欠いていたように感じた。
 相手はSBを上げてきてるんだし、もっと徹底してサイド奥を狙っても良かったのでは。
 繋いで行く能力があるのはわかるけれど。
・最後尾でのボール回し、中盤から一旦下げたボールが
 右CB(この試合では菊地)に渡る時に、
 右CB自身は判断を速く、周囲の選手はそれを促すような動き直しをしよう。
 左CBの田中に比べて右CBはボールを持てない、パスの質も劣るということで
 狙われると思われる。
 (この試合でも3回かな、引っ掛けてピンチになっていた)
・後半は45分間ずっとあんまり良くなかったけど、
 引き分けでもOKのシチュエーションでこういう展開になったことを
 ポジティヴに捉えよう。
 トーナメントで似たような展開になった時に、この試合の反省を活かそう。






サウジアラビア。
前半は5−2−3。
「3」で日本の最終ラインを牽制してビルドアップを阻もうとしてたんだけど、
「5」との距離が開きすぎていて、
「2」で中盤の広大なスペースを見張らなくてはならなくなり、
上手くやれていたとは言い難かった。
そんな中でも1失点で済んでいたのは後半に向けて悪くない流れだったように思う。

兎にも角にも最低限同点にしなければならない後半は
4−4−2と言うか4−2−4と言うかな並びになって、
SH?WG?が中に入ったところにSBが上がってくる超攻撃的な姿勢を見せる。
日本の重心が下がったこともあって中盤が「2」でもセカンドを拾えていたし、
クロスに対して中央で人が何人も飛び込んで行くのはやはり迫力があった。

同点にしたあと、すぐに逆転に至れなかったとしても
せめて勝ち越されないでいたならば、
終盤に日本を呑み込んでいたかも知れない。

中国に負けたということだったけど、
その試合では(中国もサウジも)どういう戦い方だったのだろう。
日本−中国で、中国は他の試合で戦い方を変えるだろうみたいなことを書いたけど、
中国が前に出てきてくれていたとしたならば、
この試合の5−2−3ほど後方を意識しないで戦っていたとしても
きっちり受けてからのカウンターで仕留めていそう印象を抱いた。




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