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日本 1−2 コロンビア
国際親善試合
(23/03/28:ヨドコウ(日本))
日本テレビ



日本スタメン

________町野________
三笘______西村______伊東
______鎌田__守田______
佳史扶___伊藤__板倉____菅原
_______シュミット______



コロンビアのエンジンがかかってない間は日本もまずまずの内容で、
コロンビアが暖まってきてから及び後半により攻撃への意識を増してからは
対応が出来ずにやられてしまった、という90分でした。



日本。
・偽SB(ふうのやつ)は何の効果ももたらしてなかった。
 発案者が名波浩コーチであることはほぼ間違いないと思われるので、
 まぁ仕込めるハズがないよな、と(彼は松本でトライしてやはり成果を上げられなかった)
・それでも、やはりコロンビアが暖まってない間はそれなりだったと思う。
 中央からの前進が出来ない中で、
 町野と西村が適度にサイド(特に右)に寄って長いパスを引き出したりするのは
 悪くない工夫でしょう。
・しかし、コロンビアが暖まってない段階においても
 中央から前進出来る気配が皆無だったのはちょっとどうなのと思う。
 鎌田と守田はもっとチームに対して主導権を握っていいのでは。
・後半の、前2枚だけが追うハイプレスやコロンビアのサイドへの人数のかけ方についても
 森保体制下で歴の浅い選手ばかりというわけでもなかったのだから
 対応して欲しかったなというのが本音。
 細かい部分は出ている選手の組み合わせによって微調整が必要だろうけど、
 大枠で「こういう対応(数の合わせ方)をしよう」は
 サッカーの常識としてある程度のパターンがあるものだと思うのよね。
 せめてそれはなるはやで見せて欲しい。
・森保メモがピッチ内に持ち込まれたのは笑った。
・今朝のスポーツ紙の浅野拓磨の言葉を森保監督はキャッチしたのかね?
 今後、彼をサイドだのシャドーだので使うことが無ければいいなと思う。






コロンビア。
4−3−3を基本に、
偽9番的なCF8が1列下がってWGがやや内側に入る4−4−2ダイヤモンドとか、
右IHが前に出てWGをSHに見立て左IHが中央に移る4−4−2ボックスとか、
前線はかなり流動的にやっていた。
上記のパターンでもSH化する選手が高い位置に行って4トップ状態みたいな雰囲気のことが多かったけど、
より攻撃への意識を強めるための後半の2−1−4−3みたいな並びも持っていて、
(この「2−1」が距離をしっかり取っていたために4−4−2化した日本の「2」は
 長い距離を追わざるを得なくてまったく制限が出来なかった。
 また。「2−1」と「4」の距離が遠いがために
 日本の4−4−2セットの中盤の「4」が「2」に加勢出来ない構図もあった)
多彩さを感じさせた。

後半の右サイドは特にスムーズで、SH化したSB、IH、HSに絞ったWGの3枚の連携で
日本の左サイド守備を何度も突破し、好機を生み出していた。


日本のボール保持に対しては、
前半は4−3−3のまま構えたり右IHが前に出ての4−4−2にしたりしてたんだけど、
後半は4−1−4−1でほぼ固定。
日本の2CBには軽い牽制だけで、2DHに絶対入れさせない意識を強めていた。
日本は前半も中央からは前進出来なかったけど、
この4−1−4−1セットでサイドにも蓋をされた感じ。
しかも、コロンビアのこの4−1−4−1セットは
ボール奪取時に前述の2−1−4−3への移行がスムーズな並びなので、
攻守両面で効果があったと言える。

(日本はもうちょいやりようあるよね。
 いや、森保体制だからそのやりようはなかなかすぐには出て来ないんだけどさ。
 …という理解に立った上で、それでも)
まぁ、普通に強かった。




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