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福岡 1−2 G大阪
J1/第16節
(23/06/03:ベスト)
DAZN
福岡スタメン
______佐藤__山岸______
ルキアン____________紺野
_______前__中村______
小田____奈良__グローリ__前嶋
________永石________
G大阪スタメン
_______ジェバリ_______
倉田______山本悠___アラーノ
_____ラヴィ__ダワン_____
半田____佐藤__三浦____福岡
________東口________
試合を分けたのはジェバリのボールを収める能力。
福岡は前半のうちにここへの対策をしておきたかった。
G大阪は時計と相手を見ながらの選手交代で逃げ切りに成功。
福岡。
前から奪いに行くもジェバリへのロングボールで回避され、
しかもジェバリにしっかりと収め続けられてしまったのが痛かった。
(空中戦では奈良が狙われ、目論見通りにやられてしまっていた)
後半になってボランチとCBでジェバリを挟み込むことで
前半のようにやられる場面は無くなったけれど、
この対策を、ビハインドになる前に施したかったね。
それから、G大阪の守り方に拠らず外外の前進でサイド攻撃というのが
福岡だと思うんだけど、
ここの質はもう少し向上させたい。
左の小田+SH(orFW)のコンビネーションは良かったと思うけど、
(終盤の小田+田中は除く)
右の前嶋と紺野は、ちょっと紺野頼りに過ぎる印象。
更に、紺野のカットインを消す半田の守備により、
紺野自体の怖さもあまり感じられなかった。
(彼、左足でもクロスは特別上手くはないということがこの試合でわかった)
前嶋にはもっと追い越しをかけるか、
HSでボールを受けた時に次への期待が膨らむパスを出せるようになるかを
求めたいところ。
後半になって、
ジェバリへのロングボールを封じつつ前への圧力は継続することで
どうにかトランジション合戦のような状況に持ち込んでからは、
(選手交代で前線へ高さを担保する傾向を強めながらもこれが出来てたのは凄い)
押し込むことが出来ていたけど、
もっと柔らかいボールを前に放り込む選択肢があって良かったんじゃないかなぁ…。
好機が無いではなかったけど、追いつくには至れず。
正直言って、創造性のような部分はあまり期待出来ないので、
特にビハインドにおいては、
他サポから揶揄されるくらいのクロス祭りに打って出てもいいのでは。
前線にはそういうメンツが揃ってると思うし。
G大阪。
成績が一向に上がってこず、
一部サポーターの振る舞いがTLを賑わせたりもしている中、
2月末の第2節以来の観戦。
どのような感じになっているのか…。
スタメンは、本来はCBである福岡を右SBに配し、右SBの半田が左SBに回されていた。
これは、福岡がルキアンを左SHでスタメン起用することを読んでのことと思われる。
当たり負けしないようにCBを、
ビルドアップも考えてCBの中で最も足元のある選手を、
ということで福岡かな、と。
ビルドアップはラヴィが中央に残っての「4+1」スタートだったけど、
福岡が前から奪いたい意思を見せていることと、
ジェバリが収まることとがあって、
地上戦へのこだわりは見せずに
(前半のわずかな時間帯で地上戦を試みるも案の定引っ掛かってしまいすぐにやめていた)
長いボールでプレスを回避。
更には、SHのアラーノと倉田が中央寄りでプレーすることで
ジェバリへのサポートも万全にしていて、
トップ下の山本悠や前へ絡む役割のDHであるダワンも含めて
前進も崩しもボックス幅で行なっていた。
福岡の両SH(ルキアンと紺野)は
4−4−2でセットした時に1つのパーツとして行う守備はまだしも、
積極的に中央へ加勢して行って狭い中で強度を発揮するような選手ではないし、
G大阪の両SH(倉田とアラーノ)は狭い局面でも問題ない足元を備えているわけで、
他の試合でもこうした試みが行われているのかは知らないけど、
少なくともこの試合ではこれがとても有効だったと思う。
きちんと設計された優位性を活かして前半のうちにリードを奪い、
後半は時計と相手を見ながらロジカルな選手交代で逃げ切り。
ここからガンガン巻き返して行けそうとまでは思わなかったけど、
ダントツで下位に沈むようなチームでもないかなとは思う。
そして。
ポヤトスを招聘してどういうサッカーに変えていきたいのかは
よくわからないままだ。
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