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【U-17】イラン 0−3 日本
U-17アジアカップ/SF
(23/06/29:タンマサート(タイ))
DAZN
日本スタメン
________道脇________
川村______望月______佐藤
______山本__矢田______
小杉____土屋__永野____松本
________後藤________
ファーストチャンスを仕留めたことで試合の空気を作ることに成功した日本。
雷による中断を挟みながらも集中力を切らさずに完勝。
イランは、固定メンバーの弊害か休養が一日多いながらも足が止まってしまった。
日本。
・この試合でもビルドアップ時は(以下略)
・3列目にパスの能力が高い選手を並べていること、
2列目、前線の選手が狭いスペースでもボールを受けられることが実った2点目だった。
・雨が強くなった前半の終盤及び試合の終盤はボックス内に危険な放り込みを受けるが
しっかりと跳ね返し続けられた。
イランの放り込みやセカンド回収の部分に工夫が見られなかったのは間違いないけど、
まずは跳ね返せないと話にならないわけで、
後藤、土屋、永野、本多はよくやってくれたと思う。
・2列目に川村を置いているのだし、
2点のリードを奪ってからはもう少しサイド奥に運ぶことをしてもいいかなとも思うが、
ピッチ内では出し手も受け手も「行ける」ということで
縦に勝負パスを出す場面が多いのだろうな。
ネガトラで相手のポジトラを上回れてるうちはこれでもいいのかも知れない。
(この試合では終始上回れていたと思う)
・森山監督のマネジメント(ローテーション)と、
それに応える選手たちの見事さよ。
イラン。
放り込みをしてくるチームだという話を事前に耳にしていたのだけど、
前半はそうでもなかったし、
放り込みの頻度を上げてきてからもその精度やアイデアには
さほど怖さを感じることはなかった。
例えば、日本が4−4−2セットで「2」がイラン2CBを遠い距離で牽制するだけの状態で、
右CBの5がロングボールを蹴ることが多かったんだけど、
・彼のフィードの質がさほどでもなかった上に右SG7にまっすぐ縦に蹴るだけだったのは、日本としては助かった。
(角度のついてないボールは競る相手も同一視野に入れやすいために
守る側にも競りやすさがある)
・7もタッチラインを背負って中央を見ながらこれに競るわけではなく、
真後ろから来るボールに正対して飛んでいた
(競る選手にも工夫が無いことで競り勝ったとしても次の展開が限られている)
・右SB2が7の落としに反応する素振りも、
トップ下や1トップが右奥に流れて7がスラしたボールを狙おうという動きも無かった
(競る選手の問題で限定されてしまった次の展開に対し、それを担う選手の反応が無い)
という3つのポイントにおける工夫の無さから、
せっかく日本DFラインでとりわけ身長の低い小杉を狙っておきながら、
彼に空中戦で勝ったところで次の展開に繋がることが無かった。
これはサイドからのクロス放り込みにも同じようなことが言えて、
ボックス内中央の選手は競り勝ってそのままシュートしか選択肢が無い感じだった。
遅れて入ってくる選手がいないためバイタルに落とす選択肢が無く、
競り合いの末にこぼれたボールは尽く日本が回収していたし、
クロス自体も中央に入れる選択肢しか持っておらず、
ニアに飛び込んで日本の守備陣の鼻先で触れるとか、
ファーに振って折り返すことで
日本の守備陣がボールウォッチャーになりやすい状況を作るといった選択肢は
皆無と言ってよかったと思う。
これでは、クロスの質と中での強さがよほどでないと難しいでしょう。
実況で知ったのだけど、
ほぼほぼ固定メンバーでここまで来たらしく、
その弊害か休養日が日本より一日多いにも関わらず足が攣る選手は
イランからしか出てなかったし、
出場停止で固定メンバーのうち2人を欠いていたのは
(それがどのポジションの選手なのか知らないのだけど)
本来はストロングポイントであるプレーがそれほど出せなかったみたいなことに
繋がったのかも知れない。
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