menufootballmatch




【U-17】韓国 0−3 日本
U-17アジアカップ/F
(23/07/02:パトゥムターニー(タイ))
DAZN



日本スタメン

_____名和田__道脇______
吉永______________佐藤
______中島__矢田______
小杉____土屋__本多____柴田
________後藤________



韓国が良い前進を伺う時間を丁寧に守る日本という構図で推移する中、
44分に韓国の20番が2枚目の警告で退場したことを契機に試合が動き出した。
以降は日本が完璧な試合運びを披露して完勝。
史上初の、U-17アジアカップ二連覇を成し遂げた。



日本。
・この試合でもビルドアップ時は(以下略)
・日本の様子を見ながらビルドアップの方法を変えてくる韓国に対し、
 佐藤の守備センスが光ったと思う。
 アンカー16が降りた時の前線の枚数合わせと
 自身のサイド、自分の背中で行われる相手のポジションチェンジとに
 無駄なく走り続けた。
・相手WGの突破力に対して柴田、小杉が、
 CFに近い距離に絡んでくるIHに対し中島、矢田、土屋、本多が、
 それぞれよく対応。
 決定的な仕事を許さなかった。
・攻撃面ではこの試合でも彼ららしさを貫徹。
 中盤で動かしながらサイドの走力、突破力を活かしたり、
 前線の動き出しを見逃さなかったり。
・相手に退場者が出たこともあって、
 黄色をもらった矢田を早々にベンチに下げた森山采配も良かった。
・いやぁ、強かったっスね。






韓国。
強さ、体力、根性といったかつての印象を変えてきたこの15年くらい?の韓国においても、
圧倒的に韓国っぽくない、スマートな選手たちだった。

基本フォーメーションの4−3−3から
相手を見ながら主に中盤の3人とWGが柔軟に立ち位置を変え、
その中でもレーンの棲み分けをしながらテクニカルに繋いでくる。
退場者が出なければ、
後半もかなり長い時間、
良い前進を伺う韓国とそれに丁寧に相対する日本という試合になっていただろう。

ひとつ、凄く関心したのは、
退場者が出たプレーからのFKを決められてスコアが動いた場面で、
再開のキックオフを前にピッチ内の10人が円陣を組んで諸々の確認をしていたこと。
一気に劣勢に追い込まれた状況でも極めて落ち着いた振る舞いで、
自分たちの為すべきことを齟齬のないよう確認した彼らは、
U-17としては相当に成熟していると思う。




menufootballmatch