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横浜FC 1−0 F東京
J1/第30節
(23/10/21:ニッパツ)
DAZN



横浜FCスタメン

________ヒアン_______
____小川______カプリーニ_
林幸____井上__ララ____山根
____吉野__ンドカ_岩武____
________永井________



F東京スタメン

アダイウトン_オリヴェイラ__俵積田
________渡邊________
______原川__小泉______
佳史扶_トレヴィザン_森重___白井
________野澤________



狙い通りのサッカーを90分遂行した横浜FCと、
漠然と90分を過ごしてしまったF東京。



横浜FC。
F東京のビルドアップには2シャドーを前に出しての5−2−3、
自陣に撤退する時は5−4−1で<F東京のスムーズな攻撃を阻害。
奪ったら1トップのヒアンへとロングボールを狙う。
また、最後尾で一息ついてからの前進はサイドからを徹底。

人を代え配置を変えしながら、愚直にやり続けた。

全員が与えられたタスクをハードにこなし続けた結果の内容と勝利だったが、
敢えて局面、個人をピックアップするのであれば
体の強さ及び前へのベクトルの強ですべての攻撃に関与したヒアンと、
対面するアダイウトンをケアしつつ佳史扶へも寄せ続けた山根のタフさ…かな。






F東京。
上図の4−2−1−3を基本に、
ビルドアップの際は白井を前に出しての3−2−5的な形を用意していたが、
この変化は横浜FCの守備の前にほぼほぼ機能しなかった。

3+2スタートのビルドアップは
5−2−3化した横浜FCに見事にハマッてしまい思うような前進が出来ず、
やむなしとばかりにサイドにボールを逃しても横浜FCのWBに見張られた中で
アダイウトンが独力で仕掛ける以外に前進出来そうな気配が無かった。

左でのアダイウトンと佳史扶、
右での俵積田と白井はコンビネーションらしきものを見せることも無く、
中央の選手を利用して数的優位を作るといった工夫も無し。

また、そもそもの話として「ハマッてしまった」3+2ビルドアップも、
その形を変える、他の誰かが関与するというような、
パスコースの創出や相手を動かすための連携が無く、
チーム全体で一応ボールは持っているけど崩せそうな雰囲気が微塵も無い状態が
長く長く続いてしまった。

業を煮やしてハーフウェーまで降りてきたオリヴェイラがボールを持って前を向いても、
周囲に有効な動き出しが見られなかったシーンは特にせつなかった。

アルベル前監督の時に練習していたことは
全部忘れてしまったのかしら?
(や、アルベル監督の時もスムーズなビルドアップ出来てたとは思い難いけど)

この試合だけ観たら、
前節終了時までの29試合でどうやって11勝もしたのか全然わからないな。
それくらいのデキでした。




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