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青森山田 3−1 近江
選手権/F
(24/01/08:国立)
日本テレビ



青森山田は保持時4−2−3−1の非保持時4−4−2ハイプレス、
近江は3−4−2−1の非保持時(撤退時)5−4−1。

ボールを握って全体で押し込んで行きたい近江に対して
青森山田が激しいプレッシングでそれを許さず、
奪取からの縦に速い攻撃で雪崩込んでいくという構図。

攻撃でも守備でも前へのベクトルが明確で強い青森山田に対して、
近江が個々の技術の高さでどうにか抗っていたという印象。

近江は、保持時には青森山田のプレッシングからボールを逃がすのが精一杯で
なかなかやりたいように崩していけそうなイメージを持てなかったし、
非保持時にはセカンドボールの回収が出来ずに、
(あるいは回収しても即時奪還されて)
時間を追うごとに疲弊していくだろうなというのが見てとれた。

近江がHTでの交代と選手の配置変更でもって
1−0で迎えた後半立ち上がりに1−1としたのは見事だったけど、
青森山田が選手交代も無しにそこから一段階ギアを上げたのには驚かされた。

前半以上に出足が鋭くなり、
セカンドはより回収しまくるわ
カウンターで出ていく勢いで近江の選手を置き去りにするわで
(これには前半からの近江の疲弊も影響しているが、
 疲弊させたのは当然ながら前半の青森山田だものね)
正直、近江がどうにか出来そうな雰囲気は皆無だった。

この強度、走力に、
J2昇格を決めた時の秋田、いわきと同じものを感じた。
技術や戦術が圧し潰されていく、あの感じ…。

いやー、青森山田、強かったっスわ。




印象に残った選手は、
前半左CBで後半左WBに回った近江の10
(彼はフィジカルさえ整えばすぐにミシャ札幌に適応出来るでしょ)
前半左WBで後半左シャドーに回った近江の14。




余談も余談の話。
近江が前田監督を据えて強化を始めた際の「一期生」に
ウチ(カマタマーレ讃岐)の竹村俊二が居て、
彼、今日国立に観に行くとツイートしてたので、
「OBで現在はJリーガーの竹村俊二さんです」てな感じで
中継で紹介される可能性あるなと思ってたんだけど
(選手権の中継でありがちなやつ)
残念ながらその機会はありませんでした!(笑)




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