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イラク 2−1 日本
アジアカップ/GL(2)
(24/01/19:エデュケーション(カタール))
DAZN
日本スタメン
________浅野________
南野______久保______伊東
______守田__遠藤______
伊藤洋___谷口__板倉____菅原
________鈴木________
思惑通りに試合を進めたイラクを称えるのは当然のこととして、
日本も選手の配置とやり方について疑問が残る部分が多々。
新しい顔ぶれ、新しい組み合わせでもないだけに…。
日本。
・試合の入りがふわっとしていて、スイッチをオンするまでに時間を要してしまった。
すぐにネジを締め直さねばならないことは開始2分でわかっただろうに…。
・2失点目が完全に余計だったよね…。
前半は0−1でもよしと完全に割り切れていれば。
・潤沢な2列目をどう活かしていくかの中で、
アタッキングサードに至るまでは「左SH・南野」は悪くないと思う。
問題は、広大なスペースに上がってきた伊藤洋がボールを持ってから。
クロスの入れ方/クロスへの入り方とか、深さの取り方とか、
もうこのメンツでそこそこ長いことやってるんだから、整理しておいて欲しい。
・「もうこのメンツで〜」という話で言えば、
ボールを持てる状態で浅野が1トップの時の2列目との絡み方も然り。
・後半アタマから伊東を左に持ってきて上手く回り出した中での選手交代。
それも、これまでの様子を見れば左での攻撃面における機能については期待薄の前田を
左に投入した采配は…。
リードしているなら、百歩譲って同点ならまだしも、2点ビハインドの状況で…。
・5−4−1化した相手に対し、
冨安が果敢に持ち上がってズラそうとしていたけれど、
これに連動する選手が少なかった。
対5−4−1はアジアでもそうだし、
W杯本戦でだってリードした相手に求められてくる部分だよね。
磨いていこう。
イラク。
保持時4−2−3−1、非保持時4−4−2が基本で、65分からは5−4−1。
前半の終わり際に右腿にアクシデントがあったようでHTでベンチに下がってしまったけど、
1トップでスタメンだった18がとにかくボールが収まる。
これで日本のDFラインとボランチを押し下げておいて、
2列目の選手が果敢にドリブルで仕掛ける形を作れていた。
18(後半は10)目掛けてのロングボールは、
日本のカウンタープレスを回避する意味でも有効に機能していたと思う。
どの選手もトランジションが速く、球際もしっかり。
日本に、容易にセカンドボールを回収させることなく
圧力をかけ続けていた。
アクシデントによる18→10を除き、
交代策と65分からの5−4−1への変更は
ベンチの意図通りに機能。
彼らが「日本に勝つならこれだ」と設定したプランを、
ほぼほぼその通りに遂行出来たのでは。
解説の林陵平が試合終了直後に口にしたように、
「負けるべくして負けた」と思う。
イラクの戦いぶりは見事だったけれど、
彼らの最高値に近いものと、
こちらの最低値寄りのものとが
噛み合ってしまったという印象だ。
これが驕りでないことを、
日本がこの大会の残り試合で示してくれるものと信じてる。
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