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【女子】北朝鮮 0−0 日本
パリ五輪アジア最終予選/1st Leg
(24/02/24:プリンスアブドゥラー アルファイサル(サウジアラビア))
NHK
日本スタメン
植木______田中美_____藤野
____長谷川____長野_____
________熊谷________
古賀_____南__高橋____清水
________山下________
終始北朝鮮が試合をコントロールした90分。
特に後半、日本は後手に回って好機を生むこともままならなかったが、
引き分けという最低限の結果で「前半90分」を折り返すことには成功した。
日本。
W杯で鮮烈な印象を残した3−4−2−1ではなく4−3−3を採用。
ボールを保持出来た(北朝鮮が保持は許していた)前半は、
サイドに2人を置いてWGないしSBで幅を取り、
もうひとりの選手とIHでHSを使って行こうという意図は感じたが、
北朝鮮の守り方の妙も相まって
狙いを高い精度で遂行出来たとは言い切れなかった。
左サイドに怪我人が出たとのことで左SBが本来CBの古賀だったことで
左での連携がスムーズに行かなかったこと、
右で長野と藤野の連携がスムーズでなかったことは
触れておくべきことかな…。
植木も藤野も突破力があるとはいえ本質的にはCFだと思うんだけど、
田中美南も含めて(彼女もU17の頃は純正WGだったけど)
CFを3人並べる3トップであるなら、
WGをもっと内側に入れて3人の距離を近くする方が
ボックス幅で相手に脅威を与えられたのではなかろうか。
(特に右サイドは清水で幅を取ってクロスまで持ち込めるわけだし…)
4−3−3でシンプルに4−3−3らしくやるという意味では、
終盤、左WGに中島、右WGに清家、アンカーに谷川となった布陣が
非常に機能していたと思う。
この試合で見せた北朝鮮の様々な「顔」や
選手を入れ替えた中での4−3−3の機能性を踏まえて、
2nd Legで池田監督がどのような判断を下すのか、要注目である。
あと、試合の流れとは無関係に、CKの守り方は再考が必要だろうね。
北朝鮮。
4−4−2で試合に入り、
前半は左SHがDFラインに落ちる5−4−1のセットを長い時間採用。
日本がボール保持することは許容しつつ、
見本から見てミドルサードの出口にかかる辺りで強度の高い守備を見せて
有効な攻撃を出させなかった。
後半は打って変わって前から奪いに行く/高いラインを保つ形で入り、
3−4−3、4−4−2でのハイプレス、
3−4−3でのブロック、
5−4−1でのリトリートを
極めてスムーズに使い分け、
ボールと主導権を握り最終盤まで日本にまともな攻撃を許さなかった。
ハイボールも足元もしっかりボールを収める、身体の強いCF17、
前線と左SHを行き来しながら好機にはしっかり絡んでくる12、
強烈な右足を持つボランチ6、
突破力のある右SB2…と、
個の能力が高い選手も各所にいる上に、
実況によれば主力選手(7とか10が該当するモヨウ)をベンチスタートとしていて、
全体でまだギアが上がる余地を残しているみたい。
これは2nd Legも難しい試合になるだろうね…。
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